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「帰ってきてくれ」の声は今も…… 人気食品パッケージの“主役”を追い出された、 不憫すぎる動物キャラの存在(1/2 ページ)

彼のことはこれからも忘れない。

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 日本ケロッグが「コーンフロスティ」「チョコクリスピー」と並ぶ看板商品として販売するシリアル「チョコワ」。現在はサルのキャラクターがパッケージに起用されていますが、実は2000年代まで、別の動物が「主役」だったのをご存じでしょうか。

現在のチョコワのデザイン(画像は日本ケロッグニュースリリースから)

 「チョコワ」はわっかの形をしたチョコ味のシリアル。パッケージにはサルのキャラクター「ココくん」が起用されています。

 しかし、かつてパッケージに描かれていたのは「ココくん」ではなく、ゾウの「メルビン」でした。1976年の発売当初からパッケージに登場し、細かなデザイン変更などもありながら「チョコワの顔」としての役割を務めてきました。

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 そうした中、2004年に新キャラ「ココくん」がチョコワに登場。当時のパッケージではココくんと“共演”していました。ただ、現在のパッケージにメルビンの姿はなく、結果として後からやってきたココくんに主役を奪われた形に。公式サイトでは、メルビンは「過去のキャラクター」として紹介されています。なんとも悲しい……。

「チョコワ」初代キャラとして登場するも、その後主役の座を奪われたゾウのメルビン(画像は日本ケロッグニュースリリースから)
ケロッグ公式サイトでは「過去キャラ」扱いのメルビン(日本ケロッグ公式サイトより)

 その扱いに、今でもネット上では「何度でも言うがチョコワはメルビンのものだ」「メルビン帰ってきてくれ…」などの声が出ることもあるメルビン。それもあってか、日本ケロッグ創業60周年を記念し、2022年に販売されたチョコワの復刻パッケージにはメルビン単独で起用され、一時的に「チョコワの顔」として復活していました。

2022年発売の復刻版のデザイン(画像は日本ケロッグニュースリリースから)

 もしかしたら今の若い人たちは知らないかもしれない「メルビン」の存在。スーパーでチョコワを見かけたら、彼の姿を思い出してあげてもいいかもしれません。

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