炊飯器の内釜が“楽器”になるだと……？　手作り楽器の見た目からは想像もつかない“まさかの音色”に驚きの声（1/2 ページ）

　炊飯器の内釜を加工した手作り楽器がX（Twitter）で約1万2000件の“いいね”を集める反響を呼んでいます。

　使わなくなった内釜を活用したリサイクル楽器で、底を工具のグラインダーで切っています。見た目はボロボロの釜をひっくり返しただけですが、同じく手作りのマレット（ヘッドがスーパーボール）で演奏すると……想像以上に気持ちのいい音が！

　打つ場所を変えることで低めの音から高い音まで鳴り、音の伸びも程よく、音だけを聞いているとどこかの民族楽器だと思ってしまいそうです。

　さらに動画の後半では、内釜の下にノイズ成分を足すアイテムを敷いて再び演奏。すると今度は振動によってジャラジャラといった音が加わり、なんだかより心地いい響きに。

　Xでは、「思った音と違う音が響いてビックリしました」「凄い。日用品からエスニックな音色がする」「ガムランみたいでとても素敵」などの声が上がり、「ヤバいこれめっちゃ欲しい」や「私も真似させて頂きます！」なんて反応も寄せられています。

　作者は、日用品演奏ユニット「kajii」の創（そう／@kajiisou）さん。これまで手作り楽器を170種類ほど制作しており、以前には「ホースを使ったパイプオルガン」が話題になりました（関連記事）。なお、今回のように炊飯器の内釜を切る際は「かなり危ないので作りたい方は気をつけて…」と注意を呼びかけています。

　各作品は「kajiiの楽器図鑑」サイトで演奏動画とともに公開中。2024年1月には、愛知県名古屋市にあるライブハウス「鶴舞K・Dハポン」にて創作楽器を使った演奏が披露される予定です。

動画提供：kajii創 | 手作り楽器（@kajiisou）さん