土佐犬が鎖につながれ、長期間放置→飼い主に手紙を書き何とか保護 幸せな犬生を全うした姿に「幸福感が伝わってくる」
天国でも健やかに過ごしてほしい。
鎖につながれ放置されていた土佐犬を保護。最後は深い愛情に包まれながら天国へと旅立ったワンコの姿がTikTokに投稿され、「最後は素敵な時間だったんだと思います。お疲れ様でした」「無茶苦茶幸せだったと思う」「心打たれます」など、多くの人の感動を呼んでいます。投稿者はa.k.a AKA(@chintadoubutuen)さんです。
2020年、a.k.a AKAさん夫妻は1匹の土佐犬と出会いました。その犬は大きな体に似合わない短い鎖でつながれており、飼い主はその場所には住んでおらず放置状態。
飼い主とすぐに連絡が取れない状況でしたが、a.k.a AKAさん夫妻はすぐにその土佐犬のためにアクションを起こしました。妻が飼い主に向けて手紙を書き、保護したいと申し出たのです。
するとその後の飼い主とのやりとりで、名前が「赤」であること、飼い主が高齢で世話ができなくなったこと、殺処分が決まっていること、繁殖犬だったことが発覚。
時間はかかったものの、夫妻はその後なんとか赤さんを保護することに成功。赤さんはずっと鎖につながれていたこともありかなり弱っており、歩くこともままならなかったのだとか。また、放置されていたことから心を閉ざし、感情を出さずふさぎ込んでいたそうです。
しかしその後、先住犬や猫たちに囲まれ、夫妻に深い愛情を注がれるにぎやかな暮らしを過ごすことで、だんだんと元気に! 夫妻が赤さんと一緒に小屋で寝るようにしてからは、心を開いてくれるようになったそうです。また、弱っていた足腰も根気強くフォローしながら散歩に連れ出すと、楽しそうに歩き回るまでに回復していきました。
幸せな暮らしを送る赤さんでしたが、2022年秋に「変形性脊椎症」を発症し、再び歩けなくなってしまいます。そんな状況になっても夫妻は決して見捨てることなく、赤さん専用の車イス作りを依頼。再び楽しくお散歩できるようにと力を尽くしました。
そんな赤さんですが、2023年の夏ごろになると、高齢のため介護が必要になりました。夫妻は一緒に寝て過ごすなど、懸命に介護を続けましたが……。9月、家族みんなに見守られながら、天国へと旅立ったのです。
赤さんに関する投稿には「最後まで全力で生きたね……あーちゃん」「幸せな日々を過ごせてあーちゃんは幸せでしたね。優しい人に巡りあえて最高な犬生でしたね。会いたいよ」「赤は愛情と幸せを沢山感じて旅立ちましたね」「沢山の優しさ強さを教えてくれてありがとう」「虹の橋で楽しく遊んでるかな。アカちゃん大好きだよ。忘れないよ。見守って居てね」など、多数のあたたかいコメントが寄せられています。
保護活動を行っているa.k.a AKA(@chintadoubutuen)さんのTikTokアカウントには、赤さんとの思い出の数々や、同居しているワンコ、ニャンコたちとの暮らしが投稿されています。
画像提供:a.k.a AKA(@chintadoubutuen)さん
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