ニュース

「なぜ和風ファンタジーのヒット作品は少ないのか」SNS上で議論が勃発 「日本では作りにくいから」「西洋と違って定番の形式がない」説も(1/2 ページ)

確かに「西洋ファンタジー」の作品は思い浮かびやすいかも。

advertisement

 なぜ和風ファンタジー作品にヒット作が少ないのか―― そんな疑問がネット上で議論になり、11月7日ごろ、X(旧Twitter)で「和風ファンタジー」がトレンド入りしました。

 ことの発端は、「もっと和風ファンタジーを書こうよ」という趣旨の投稿だったと見られていますが、そこから伝言ゲームのように話が広まって「なぜ和風ファンタジーのヒット作品は少ないのか」という形で言及されるように。

 元の投稿からは論点がズレながらも「どうして西洋ファンタジーなどと比べて、和風ファンタジーは存在感が薄いのか」という疑問に、小説家、マンガ家などのクリエイターを含むさまざまな人たちが自分なりの考えを投稿しはじめました。

advertisement

 ひとつには、和風ファンタジー作品は作りにくい、という意見があり、「日本人は当然ながら日本に詳しく、歴史的に不正確だと違和感を覚えることがあり、思いきったストーリーが作りにくいのでは」「西洋ファンタジーと比べて、物語の中で使いやすいモンスターが少ないからでは」といった指摘が見られます。

 それに対して、「和風ファンタジーのヒット作品は少ない」という認識自体が誤りだという立場もあり、最近ではマンガ『鬼滅の刃』『呪術廻戦』などが挙げられるという声もあがっています。

 また、「和風ファンタジーのヒット作は実際には多いのだが、そこから細分化したカテゴリーで認識されてしまうのでは」という声も。例えば、登場キャラクターやストーリーの展開によって「妖怪もの」「忍者もの」「陰陽師もの」のように捉え方が変わってしまい、和風ファンタジーという大きなくくりで理解されないことが原因ではないか、というわけ。

 似た意見としては、日本における西洋ファンタジーのイメージは「指輪物語やドラゴンクエストみたいな世界観」という風にある程度固まっている一方で、「和風ファンタジーには定番と言える形式がないため、和モチーフを取り入れたファンタジー作品でも和風ファンタジーとしてカウントしにくいのでは」という声も見られます。

 そもそも和風ファンタジーの定義が曖昧なこともあってか、中には「人魚の肉を食べたら不死になるという『八百比丘尼伝説』の要素を取り入れた『ちいかわ』は和風ファンタジーではないか」とする声も。一夜明けた11月8日になっても、X上では投稿が相次いでいます。

advertisement
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

記事ランキング

  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「ほ、本人……?」 日本に“寒い国”から飛行機到着→降りてきた“超人気者”に「そんなことあるw?」「衝撃の移動手段」の声
  4. 才賀紀左衛門、娘とのディズニーシー訪問に“見知らぬ女性の影” 同伴シーンに「家族を大切にしてくれない人とは仲良くできない」
  5. 【今日の難読漢字】「誰何」←何と読む?
  6. 「今やらないと春に大後悔します」 凶悪な雑草“チガヤ”の大繁殖を阻止する、知らないと困る対策法に注目が集まる
  7. 武豊騎手が2024年に「武豊駅に来た」→実は35年前「歴史に残る」“意外な繋がり”が…… 街を訪問し懐古
  8. 大谷翔平、“有名日本人シェフ”とのショット 上目遣いの愛犬デコピンも…… 「びっくりした!!」「嬉しすぎる」
  9. ハローマックのガチャに挑戦! →“とんでもない偏り”に同情の声 「かわいそう」「人の心とかないんか」
  10. 古着屋で“インパクト大”なブランケットをリメイクすると…… 劇的な仕上がりに386万再生「これはいいね、欲しい!」【海外】