ナルコレプシー(睡眠障がい)が原因で捨てられたワンコ 脱力発作に負けずごはんを食べる姿に反響【米】(1/2 ページ)
犬にもナルコレプシーがあるとは知らなかった。
ごはんを食べ始めた瞬間、ナルコレプシーのため突然脱力してしまう保護犬の姿がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で2万4000再生を超え、「彼が何か食べたり飲んだりするときは見守っている必要があるね」「食事を楽しめないなんて大変だ……」などの反響が寄せられています。
動画が撮影されたのは、米フロリダ州ブレバード郡メルボルンビーチ。保護犬の「ファークル」(5歳)は、ナルコレプシー(睡眠障がい)という病気です。
ファークルはナルコレプシーの発作が原因で元の飼い主に手放される、というつらい過去がありましたが、現在は保護団体「Touch of Grey Rescue」の創設者のお家に引き取られ、幸せに暮らしています。また、実在する保護犬たちを絵本にしたシリーズの1冊、『Farkle Finds his Furever Home』(ファークルはずっとのお家を見つけた)の主人公としても知られています。
この日もファークルがごはんを食べ始めて数秒たつと、体から力が抜けていき床に横たわってしまいました。これは食事をしたり遊んだりするときの刺激が引き起こしてしまう、脱力発作と見られます。
体に力が入らなくなり、食べる勢いは落ちてしまいますが、ファークルはボウルに入ったごはんを一生懸命モグモグと食べ続けていました。
なお、ナルコレプシーは命に関わるような疾患ではないものの、根本的な治療法は現段階では見つかっておらず、薬の投与や生活習慣の見直しが必要とのことです。
投稿には「ファークルが愛情深い飼い主に見守られていることがうれしい」「彼に神のご加護がありますように」「彼はすごいよ」「ファークルの動画を何度も見てしまう」などのコメントが寄せられ、彼へのあたたかい応援が集まっています。
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