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『ちいかわ』通称“島編”が最終話へ 絶望色が強すぎて阿鼻叫喚 想像に任せるオチに“存在しない劇場版”を幻視する読者が続出(1/2 ページ)

時間差投稿によって演出された“Cパート”が見事。

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 ナガノ先生が手掛ける『ちいかわ』の最新話が11月26日に更新されました。3月から始まった長編、通称「島編」の最終話とみられる内容であり、時間差投稿された演出も合わせて読者の情緒を破壊しています。

※以下、原作漫画『ちいかわ』最新話のネタバレに触れています

 アニメも大人気の『ちいかわ』。原作漫画はTwitterで連載中で、ちょっぴり泣き虫だけど優しいちいかわや、その友達の明るくてポジティブなハチワレ、大声で叫ぶうさぎとのなにげない日常を繰り広げる作品です。

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 基本は短編ですが、時おり挟まる長編エピソードでは、ホラー展開や重々しいダークファンタジーが展開されることもあります。

 現在進行している「島編」では、ちいかわたちが島に訪れ、強敵セイレーンと戦い、全滅の危機に瀕するも島二郎の助けもあって激辛カレーで撃退。勝利を祝う宴も終わり、ちいかわたちを乗せた船が出港。その船の上でモモンガが永遠の命について語り、栗まんじゅうが船酔いに酒で立ち向かう……というのが前回までのお話です。

画像はちいかわ公式サイトより引用

 26日に更新された最新話では、ハチワレがまたあの島にみんなで行きたい想いを語り、「今日の日はさようなら」を口ずさみました。そして、ちいかわたちは島から地元へと帰っていきます。

 まさにひと旅を終えたエンディングです。双葉と単葉の結末はわからずじまいでありながらも、今回の長編は爽やかな終わりを迎えるのでした。と、言いたいところですが、実は物語はまだもうちょっとだけ続きます。

 そんな新作投稿から約1時間後、もう1枚の新作が投稿されました。それは双葉と単葉の物語でした。顔を隠して手漕ぎ船で島を脱出した2人は無人島に到着します。そこでねぐらにできそうな洞窟を発見し、2人は静かに暮らしていくことを決めるのですが……。

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 ここで終わってほしかったのですが、ちいかわは終わりません。双葉と単葉の二人が辿り着いた島から視点がどんどん引いていきます。そして島の近海が映されるとそこには島に向かって泳いでいくセイレーンと人魚の影がありました。そこで終わりです。結末は読者の想像に任せるオチでした。ただあまりにも絶望的にしか見えないエンディングです。

 X(旧Twitter)では「完璧って表現が相応しい見事な大長編だった。劇場版にしてちい泣きさせてほしい」「ちいかわ劇場版は全年齢でやって日本中で大事故を起こしてほしい」のような劇場映画化を求める声が寄せられていました。

 他にも存在しない劇場版ちいかわの記憶があふれ出てくる読者も多数おり、「エンドロールのサビ前に画面が変わってセイレーンが映る」「エンドクレジットで今日の日はさようならが流れてからセイレーンの笑い声が響く」「来場者特典は電池」とありそうな演出を語る反応が多く見られました。

物書きモトタキ

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前回までのちいかわ

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