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「安すぎてビビった」 セブン-イレブンのホットスナック、10年前の“販売風景”に驚きの声…… 値上げ理由は(1/2 ページ)

今と全然違う。

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 コンビニ大手のセブン-イレブンが販売している揚げ物などの「ホットスナック」の約10年前の価格が、現在よりも大幅に安かったことが分かる投稿が話題を呼んでいます。なぜ商品は値上げされたのでしょうか。運営会社に理由を聞きました。

セブン-イレブンのホットスナック、10年前の価格に驚き

「揚げ鶏」は170円→240円に

 話題を呼んだのはX(Twitter)ユーザーのヤダーッ(@okkun_hidoikjk)さんの投稿。今から約10年前、消費税が5%から8%へと引き上げられた直後の2014年4月に収められた、セブン-イレブンのホットスナックコーナーの写真です。

2014年4月のセブン-イレブンのホットスナック売り場(画像提供:ヤダーッさん)

 アメリカンドッグやコロッケなどおなじみの商品が陳列されていますが、最大の特徴は価格の安さ。例えば、今でも販売されている「揚げ鶏」の価格は現在240円ですが、当時は170円でした。また、「からあげ棒」も現在は180円ですが、当時は123円で買えました。

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現在のホットスナックのラインアップ。名称変更などもあり一概には比べられないが、10年前から軒並み価格が高くなっている(画像はセブンイレブン公式サイトから)

 その他の商品についても、現在とは名称が異なるものがあり一概には比較できないものの、同じカテゴリの商品の販売価格は当時の方が安いことがわかります。Xユーザーからは「安すぎてビビった」「今と全然違う」「こんな時代があったよね…」「マジでこれくらいの値段のイメージ」と昔を懐かしむ声が続出。また、「全部の商品が今より大きい気がする!!」「ボリュームがすごい」と、サイズ感の変化に言及する声も聞かれています。

 セブン-イレブンを運営するセブン&アイ・ホールディングスの広報担当者によると、揚げ鶏やから揚げ棒といった商品の価格については「原材料費や包材費、海外や国内における製造コストおよび物流費、円安による為替の影響など、商品をご提供する上でのあらゆるコストが上昇している中で、味・品質とともに常に見直しを行っております」と説明。

 また、当時と比べて商品のボリュームが減っているのではないかという指摘もありましたが、担当者は「味・品質向上を含めた規格変更が行われているため、単純な比較はできない」としつつ、「揚げ鶏」と「からあげ棒」については「規格上の商品重量は減っていない」としています。

 10年間での価格の変化を実感するホットスナックですが、変わったのはそれだけではありません。2021年から販売を始めた「お店で揚げたカレーパン」は、今や新たな看板商品に成長。2023年の売上は「現時点(11月下旬)で7000万個を超える大ヒット」だといいます。

 担当者いわく「揚げ物商品は常に『揚げたての美味しさ』をご提供することを目指している」というセブン-イレブンのホットスナック。10年後は、今とは全く違うラインアップになっているかもしれませんね。

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