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木の下で10年放置されていたスバル車が…… 80年代の名車が洗車のプロの手でピカピカに(1/2 ページ)

頑固な汚れもプロにかかればイチコロ。

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 屋外で10年以上放置されていたクルマをピカピカに仕上げる洗車動画が、YouTubeで注目を集めています。


木の下で10年以上も放置されていたというスバル車

 注目を集めているのは、洗車動画で人気のYouTubeチャンネル「The Detail Geek」が投稿した動画。登場するのは、1986年式のスバル XT ターボというクルマです。

 日本ではアルシオーネという名で知られ、1985年から1991年にかけて製造されました。当時は富士重工業という名称だったスバルにとっては、最初で最後となったリトラクタブル・ヘッドライト仕様の車種です。

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 そんなXT ターボを発見したのは小さな町の木の下。トレーラーの横で、廃材と一緒に10年以上も屋外に放置されていたため、ボディーにこびりついたサビと汚れは年季が入っています。

 さっそくガレージに運び込まれたXT ターボは、まず全体の洗車からスタート。洗剤を吹き付けて、高圧洗浄機を使って表面の汚れを洗い流します。

 エンジンルームやドア、タイヤホイールなどの汚れも、洗剤とブラシ、高圧洗浄機などを駆使して洗い落としました。

 一段落したところで、車内のシートやトランクの掃除を始めていきます。隙間から入り込んだゴミやクモの巣など、業務用の掃除機や手で片付けます。このときにオリジナルのフロアマットやマニュアルブックを発見。ちょっとしたお宝ですね。

 汚れきっていたシートやフロアマットは、洗剤と電動ブラシ、さらにスチーム掃除機も駆使して、染み込んだ汚れを徹底洗浄します。頑固な汚れを落とすために、同じ工程を何度も繰り返していくと、往年のラグジュアリーな質感を取り戻しました。

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 水分を吸い上げる掃除機のタンクには数リットルの汚水が溜まっていて、10年以上かけて蓄積したシートの汚れっぷりを物語っています。


タンクから排出される汚水

 一通りの清掃作業を終えて、ボディーやガラスを磨き上げてフィニッシュ。全工程を終えたXT ターボは、10年以上も屋外に放置されていたはとは思えないほどきれいになりました。

 サビなどで深刻なダメージを負っている部分は別途修復作業が必要そうですが、見た目はいまも現役で走っているクルマのようです。

 YouTubeのコメント欄には、「すばらしい仕事だ」「魔法のようだった」「あとは走るところが見たい」といった反応が寄せられ、80年代の思い出を語る人も見られました。

画像はYouTubeチャンネル「The Detail Geek」より引用

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