売れ残っていた生後8カ月の猫をお迎え、約4カ月後…… 最期の126日間の記録に涙が止まらない(1/2 ページ)
みんなを見守ってね。
ペットショップに売れ残っていた生後8カ月の猫、最期の126日間の様子が、YouTubeで紹介されています。この動画は記事執筆時点で2万再生を突破、「迎え入れてくれてありがとう」「とても幸せな時間だったと思います」「涙が止まりません」といった声が寄せられています。
出会いはペットショップ、売れ残って全国を転々と……
猫ちゃんとの出会いは2021年2月。投稿主さんがたまたま立ち寄ったペットショップに生後8カ月のノルウェージャンフォレストキャットの男の子がいました。
かわいい猫ちゃんですが、抱っこしてみるとおしっこのニオイが。売れ残って全国のお店を転々として沖縄に来たばかりという話を聞き、「ここから早く出さなきゃ」という思いで、何も準備しないまま家に連れて帰りました。
先住猫とも仲良くなり、幸せな日々
猫ちゃんは「あさり」くんと名付けられました。白とグレーのモフモフ毛並みがチャーミングです。先住猫「ぽんず」ちゃんとの対面は「シャーシャー」と威嚇ばかり。仲良くなれるのか心配していましたが、1カ月たつころにはくっついてお昼寝をするようになりました。あさりくんはぽんずちゃんのことが大好きで、いつも後ろをくっついていたそうです。
あさりくんの性格は、おっとり控えめな甘えん坊。かなりのドジっ子だったといいます。好きなことはお外を見ること。シャキーンと背筋を伸ばし、窓の外を眺める姿が愛らしいです。
キャットタワーをDIYすると、真っ先に使ってくれたのもあさりくん。初めてハンモックに乗ったときは、本当にうれしかったと投稿主さんは語ります。
食欲が無くなり、ぐったりするように
このまま元気に育つと信じていましたが、あさりくんは6月に入るとご飯を残すようになりました。最初は好き嫌いが始まったのだと思い、体調が悪いとは思わなかったとのこと。今写真を見返すと痩せてきているのが分かりますが、そのときは全く気が付かなかったそうです。
次第にぐったりしていることが多くなり、慌てて動物病院に連れて行くことに。検査をしてみると腸に腫瘍が巻き付いているということで、そのまま緊急入院して翌日に手術をすることになりました。
手術は成功するも、虹の橋を渡ってしまう……
長時間になりましたが、手術は成功。このまま元気になると信じていましたが、手術から2日後の朝に虹の橋を渡ってしまいました。
紙のひつぎに入ったあさりくんを家に連れて帰ると、出迎えてくれたのはぽんずちゃん。ずっとあさりくんのそばを離れませんでした。
たった126日間だったけど、いっぱい幸せだった
あさりくんと一緒に暮らした時間は、わずか126日間。飼い主さんは「なぜ異変に気付かなかったのか?」「早く動物病院に行けば助かったのでは?」と、ずっと後悔の連続で深いペットロスに苦しんだといいいます。
2年がたち、やっと笑顔で向き合えるようになったという飼い主さんは「あさり、ずっとずっと一緒だよ」「うちの子になってくれてありがとう」とつづっています。
この体験を紹介してくれたのは、YouTubeチャンネル「ぽんもち日記」さん。2023年6月に公開し、13万再生を記録した動画の完全版として今回未公開映像も含めて投稿しています。
あさりちゃんの126日間にたくさんのコメントが集まる
コメント欄には「短い間でしたがあさりちゃんはとっても幸せだったと思います」「最後の猫生を家族と一緒に過ごせたのすごく良かったですね。ペットショップのケージの中で終わらなくて良かった」といった声が寄せられています。
飼い主さんはあさりちゃんを見送った後、スコティッシュフォールドの「おもち」くんをお迎えしました。ぽんずちゃんとおもちくんの様子はYouTubeの他、Instagram(@ponponz0315)でも公開中。SNSには今後もあさりちゃんの思い出を投稿していく予定です。
画像提供:YouTubeチャンネル「ぽんもち日記」
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