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「水道局の“ほう”から来た」怪しい男を部屋に入れたばっかりに…… 詐欺被害どころか命も危うい実話に背筋が凍る(1/6 ページ)

話の途中で、急に種類の違う恐怖が……!

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 こんな夜遅くに誰だろう……と思って少しドアを開けると、向こうから「水道局の“ほう”から来ました」と声が――。そんな怪しい来客に、うっかり応対してしまったばかりに、恐ろしい目に遭った実話漫画がSNSで820万以上表示されるなど話題です。昔から聞く詐欺の手口だけど、まだいるのか……。

「水道局から」でなく、「水道局の“方角”から来た(ので、ウソは言ってない)」とかいう古典的なロジックのやつ……!

 漫画家の海原こうめ(@koume_umihara)さんが、若いころに体験した出来事を漫画化。2021年にブログで公開した作品ですが、思うところがあってリメイクし、2023年7月にInstagram、12月にX(Twitter)であらためて公開したものです。

 その当時、海原さんは1人暮らしを始めたばかり。隣県から幼なじみの女性が泊まりに来て、引っ越し記念にと祝杯を挙げた21時すぎ、問題の人物はやって来ました。

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 水道局員らしき雰囲気だけは漂わせているその男性は、「この地域の水質調査中で、各家庭の水道水を点検しています。中でお水を採取させていただければすぐに終わります」とつらつら語ります。部屋に見知らぬ男を上げるだなんて、普段だったら断る海原さんですが、この日は幼なじみがいるからと気が大きくなり、ついつい迎え入れてしまいます。海原さんも「軽率でした」と振り返っていますが、これが悪夢の始まりでした。

 そして男性は台所に上がるなり、しめたとばかりに本性を現します。蛇口をひねると、水道水はコップの中で変色(※)。それを理由に、「ここはあまり水質が良くない」と、いきなり浄水器を勧めてくるのです。

※男性が持参した薬品で着色した可能性がある

 水道局の人はこんな訪問販売をするはずがない……やっと彼の怪しさに気付く海原さん。「水道局のほうから来た」とは「水道局から」でなく、「水道局の方角から来た」を意味する常套文句だと思い出します。

 事態を把握した海原さんは、「なんでこの人部屋に入れたんだ」と後悔しつつ、男性のセールスを拒否。ところが、いくら断っても相手は引き下がらないばかりか、とんでもない言葉を言い放ちます。「ここに泊まってもいいですか?」――これまでも十分怖かったけど、違う種類の恐怖が……!

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 「こんな夜遅くに運転して帰るのも大変ですし、眠すぎて居眠りしちゃうかも……」が相手の言い分ですが、もちろんそんな都合、海原さんの知ったことではありません。ツッコミが追いつかないところに、「何なら廊下で寝させてもらえればいいんで!」「そうだ! お酒買って来ましょうか? 俺も一緒に飲みます!!」とグイグイ押してくる男――。

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