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日記もPOPも自由すぎる八戸の本屋が閉店へ 創業から96年で幕(1/2 ページ)

スイカ丸ごと素手で食べる担当者が描く「猫がかわいい書店ポップ」など書籍化もされていました。

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 ネコが楽しげに本を勧めるPOPと、POP担当者の自由すぎる漫画日記が人気の青森県八戸市にある「木村書店」が、12月27日をもって閉店することになりました。公式X(旧Twitter)アカウントの当該の投稿には、惜しむ声が寄せられています。

木村書店

オリジナルキャラクター「キムネコ」が本の魅力を紹介するPOPと「POP担当日記」が人気

 木村書店は1927年創業の老舗で、「ブロッコリーを『ぶろころり』と言い間違えてしまう」「ベッドで読もうと手に取った本を、本棚の前で読みふける」など、本と関係したりしなかったりする日常を漫画調でつづる絵日記が人気を博していました。あまりの人気に投稿をまとめた『青森の八戸にある小さな本屋さんの 猫がかわいいポップの本』など2冊ほど書籍化もされています。

 Xには「誠に突然ではございますが、当店は12月27日を持ちまして営業を終了することとなりました。創業から96年、長年にわたり支えていただいた皆様に心より感謝申し上げます」と感謝の言葉がつづられています。また、病気療養中のPOP担当者も「残りの期間は私も体調が安定している日は出勤して木村書店という場とお客様とのやりとりを楽しみたいと思っております。長きに渡りXでも沢山のお客様に見ていただき、木村書店アカウントは本当に幸せな企業アカウントでした」とコメントを寄せています。

 閉店を知った利用者やファンからは、「あまりのことに、言葉になりません」「いつかお店に伺うのが夢でした」と、担当者を気遣う声や惜しむ声があふれています。

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