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17歳女子高生レーサーJuju、日本人女性初&最年少のスーパーフォーミュラ参戦 チーム代表も評価「非凡な才能」「ここからが本当の戦い」(1/2 ページ)

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 17歳女子高生レーサーの「Juju」(野田樹潤)選手が、日本国内最高峰のレースカテゴリーである「全日本スーパーフォーミュラ選手権」2024年シーズンに参戦することが1月9日に発表されました。史上最年少でのデビューで、さらに同シリーズに日本人女性が参戦するのは前身である「全日本 F2000選手権」以来史上初となります。


「Juju」こと野田樹潤選手(画像はJuju Instagramから)

 スーパーフォーミュラは、世界的に見てもF1に次ぐ速さをもち、F1に乗るために必要な「スーパーライセンス」が最短2年で取得が可能とされているシリーズ。池田和広さんがチーム代表を務める「TGM Grand Prix」からエントリーします。

 池田代表は、Juju選手の公式テストでのドライビング、欧州での実績を元にレーシングドライバーとしての潜在能力を評価。トップカテゴリーへの参戦・出場により、ドライビングスキルをレベルアップしていける可能性を見いだすことができたことから参戦が決定したとのことです。

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 2024年はスーパーフォーミュラに加えて日本国内および欧州でのレース活動も視野に入れているとしています。

 元F1レーサーの野田英樹さんを父に持ち自身もF1参戦を目標に掲げているJuju選手は、3歳でカートに乗り始めて4歳でカートレースデビュー。9歳でフォーミュラカーをドライブし、その後渡欧。2023年には「イタリアF2000トロフィー」で総合優勝を決めました。

Juju選手コメント

スーパーフォーミュラの参戦が決まって嬉しいです。大きなステップを踏む事になり、楽しみと不安が入り混じっているというのが今の気持ちです。

国内のトップドライバーや世界で結果を出し、今後の活躍も期待される外国人ドライバーと言った経験値では遥かに及ばない先輩方と同じレースを走る事ができて夢のようですし、沢山の事を学ばせて頂ければと思いますし、失敗を恐れずに楽しみたいです。

女性にはトップカテゴリーで活躍するのは無理という意見もありますが、それは実力だけの問題ではなく、レギュレーション自体にも問題があると考えます。

この参戦が女性にとっても、よりイコールとなるようなルールの見直しであっ たり、色々なネガティブなステレオタイプの払拭につながればと願います。

男女平等参画社会やジェンダー問題と言った事が現社会で注目されるような時代に沿ったスーパーフォーミュラになれば、国内自動車レースの更なる発展にもつながると考えておりますし、今後の女性レーシングドライバーの良きロールモデルに繋がるように全力で走ります。

TGM Grand Prix 池田和広チーム代表コメント

2024年シーズンのレギュラードライバーにJuju選手を迎え参戦出来ることを大変うれしく思います。

先日行われた公式テストでは、私たちの予想をはるかに上回るパフォーマンスを披露してくれました。Juju選手がこれまで培ってきたスピード感覚には非凡な才能があり、スーパーフォーミュラへステップアップする資格が十分であることを証明してくれました。

しかし、ここからが本当の戦いです。フィジカルの鍛錬、レースに対するアグレッシブさ、技術的な理解力、車両バランスへのフィードバックなど、真のトップドライバーとなるためJuju選手自身には一層の努力が必要とされます。

もちろん、私たちにもJuju選手の才能を更に開花させるための努力が求められています。これまで様々な選手と接して培ってきた経験とデータを活かし、Juju選手をバックアップすることが出来れば、そこから得られる結果は、Juju選手にとって、チームにとって、そしてモータースポーツ界にとっても大きな財産となることでしょう。皆様も、ぜひこの夢と未来に向けたチャレンジを一緒に応援して下さい。

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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

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