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「食用コオロギ」ブーム火付け役企業、“ペット向けブランド”終了 設立から1年9カ月……「悲しすぎる」(1/3 ページ)
利用者から惜しむ声。
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食用コオロギなどを販売しているグリラス(徳島県鳴門市)は、ペットや水産・畜産動物向けのブランド「コオロギ研究所」を1月25日に終了すると発表しました。
背景に「度重なる原料高や餌用昆虫の飼育不振」
同社は徳島大学発のベンチャー企業として、食用コオロギの開発や生産などを実施。過去には「無印良品」で同社が開発した「コオロギパウダー」を使った「コオロギせんべい」が販売され、また徳島県内では「コオロギパウダー」を使った学校給食が提供されるなど、話題を呼びました。
「コオロギ研究所」は2022年4月に開設。「コオロギパウダー」に加え、「冷凍コオロギ」「乾燥コオロギ」、生きた状態の「活コオロギ」など、ペットや水産・畜産動物向けのエサをオンラインサイトで販売してきました。
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同ブランドの公式X(Twitter)は2024年1月17日、「2024年1月25日をもちましてコオロギ研究所公式オンラインショップを閉店することになりました」とブランドの終了を報告しました。コオロギの出荷は1月19日で終了したといい、終了理由については「度重なる原料高や餌用昆虫の飼育不振を、企業努力による経費削減では吸収できなかった」としています。
突然の終了発表に、利用者からは「悲しすぎる」「大変お世話になりました」「たくさんのコオロギたちをありがとうございました」と惜しむ声が聞かれています。
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