余命1カ月と宣告された猫、たくさんの奇跡を起こし…… 懸命に生きた2年間に「ほんとに頑張ったね」「ずーっと君はヒーローです」(1/2 ページ)
たくさんの希望と勇気をもられます。
奇跡を起こした保護猫「ライフ」くんとの出会いから別れのときまでを振り返る動画がYouTubeに投稿されました。希望や勇気を与えてくれたライフくんと、献身的に寄り添い続けた家族に、コメントでは「ありがとう」を伝える声がたくさん寄せられています。記事執筆時点で17万再生を記録。
車にひかれた猫を保護
ライフくん(愛称:ライくん)は2021年に、車にひかれて車道でうずくまっていたところを保護された元野良猫。保護した投稿者の「あにまるず」さんは、急いで動物病院に搬送するも、そこで「足の骨折および、膀胱が破裂により腹部内出血」を起こしていること、さらに貧血のため手術もできないと、絶望的な状況を知らされます。
動物病院で最大限手を尽くしてもらうも、獣医師いわく余命はもって1カ月。エイズと白血病もあり、せめて余生は静かに見守ってあげてほしいと言われ、ここからあにまるずさんは「私たちのできることをしよう」と決心。チャンネルメンバーのあいるんさんとえーしさんの2人で交代しながら、ライフくんのそばにいて、毎日できる範囲のケアをし続けました。
奇跡が起きる……!
すると、奇跡としか言えないことが起こりました。破裂した膀胱は、腹部内のかさぶたにより出血が止まって貧血も回復。折れて固定していた骨も無事につながったのです。あにまるずさんの愛情を受け、それに応えるように、必死に生きようと頑張ってくれたライフくんは、当時たくさんの人に希望や勇気を与えました。
その後はずっと付けてたエリザベスカラーも卒業。目が不自由で口のケガ等もありましたが、徐々にお家での生活にも慣れて、次第にあいるんさんに甘えたりする姿もみられるように。YouTubeでは、いろいろなことがありながらも元気に過ごすライフくんの再生リストが公開されています。
とうとうそのときが……
そして2023年、保護してから約2年の月日が流れたある日、あにまるずさんはお別れのときが近づいていることを察しました。動物病院との連携の末に自宅でみとることに決め、最後まで準備をし、2人で介護をする日々――。
弱っていくライフくんに、「心がついていけないときもあった」「毎日寄り添うことしかできない自分に苛立つ日もあった」と振り返るあにまるずさん。しかし、そのたびにライフくんが頑張っている姿に救われたといいます。
穏やかに虹の橋を渡る
最後は家族に見守られながら旅立ったライフくん。あいるんさんにやさしく抱きしめられた姿や穏やかな表情からは、空にある“あにまるず新館”へ、大切な思い出と幸せな気持ちを持って引っ越しできたことが伝わってきます。
コメント欄では「ほんとにこの子にはいろんな事を教わりました」「ライフ君にはたくさん教えを頂いたし本当に神様みたいな先生」とライフくんをたたえ、そんなヒーローに「たくさんの幸せをありがとう」「絶対に忘れません」「天国で元気にしてるといいな」など、多くの感動や感謝を伝える声が寄せられています。
ライフくんとの出会いをきっかけに、保護を始めようと思ったあにまるずさんは、その後も危険な状況にある野良猫を保護。2024年1月にも新たな野良猫をお迎えするなど、自分たちでできる範囲の保護活動を行っています。
動物好きで、さまざまな動物たちと暮らすあにまるずさんの日常はYouTubeチャンネルのほか、TikTok(@ashianimals)/X(Twitter:@animals323)で公開中です。2023年6月には『あにまるず Animals 大家族は毎日やることがたくさん!』として書籍化されました。
画像提供:YouTubeチャンネル「あにまるず Animals」さん
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