年金2万、貯蓄200万――夫と死別した60代女性が一軒家を購入したら…… 波乱万丈、リアルな現在の暮らしに「何だか自分の事のよう」(1/2 ページ)
見習いたいです。
60代で家を購入した女性が、契約当日の様子と新居のルームツアーをYouTubeで公開しています。契約当日の動画は記事執筆時点で75万、ルームツアー動画は30万再生を突破しています。
夫と死別、猫と暮らす60代の女性
投稿主さんは32年前に夫に先立たれたという66歳の女性で、現在は保護猫の「りん」ちゃんと一緒に暮らしています。
「この歳になって新居を購入するとは夢にも思いませんでした」と語る投稿主さんですが、自身が自営(縫製業)であることやその継続、りんちゃんとの生活のことなどを考えた結果、この決断となったそうです。
購入したのは200万円ほどの中古の一軒家。自営業であることなどを考え、ローンではなく現金一括払いを選び、支払いを済ませました。
夫からの最後のプレゼント
家の鍵を手に入れたので、早速新居に向かいます。新居の近くには商業施設がいくつかあり、買い物で困ることはなさそうです。
内見以来、家に入ったのは久しぶりということですが、室内がきれいで状態もいいです。知り合いの内装業者さんにも見てもらいましたが、「特に大きな問題もなく、修繕の必要はなさそう」と言われたそうです。
60代自営で家の購入は無謀だったかもしれませんが、新居は身の丈にあった金額(前年にまとめて受け取った寡婦年金分と同等)とのこと。「夫が残してくれた最後のプレゼントだと思い、これからも前を向いて頑張って生きていきたいと思います」とつづっています。
中古一軒家ルームツアー
次の動画は暮らし始めて2カ月ほど経過したころのもの。引き戸の玄関を開けて、ルームツアーのスタートです。購入した家は20坪の4DKで、築40年ほどたっています。
玄関を入ってすぐ右にあるのは縫製の作業部屋。広さは6畳で、本縫いミシンとロックミシン、生地、糸、小物などを置いています。奥に見えるのは自作したフリルカーテン。部屋の雰囲気を和らげていてステキです。
その隣は生活のメインとして使っている和室。手前の4畳半が寝室で、奥の6畳にはコタツやテレビが置いてあります。コタツの横はりんちゃんの定位置。日当たりが良くて暖かい場所をよく知っているようです。
その隣は6畳ほどの広さのキッチン。年季が入った流し台はDIYを考えているとのこと。キッチンに置いた水屋(食器棚)は、夫と結婚したときに購入した40年以上前のもの。大事に使っていることが伝わってきます。
猫のためのスペースも
キッチンの奥の部屋は、りんちゃんの部屋として使っています。りんちゃんは外を眺めるのが好きなので、一番遠くまで見える位置にキャットタワーを設置したということです。
玄関に戻る途中にあるのはお風呂場。タイル張りなのでとにかく寒いそうです。玄関のすぐ横にあるのはトイレ。こちらは意外と新しいのでリフォーム済だと思われます。
あまり広くはないそうですが、縁側と花壇付きのお庭もあるとのこと。撮影中にたびたび画面に入り込んでくる、りんちゃんの姿が愛らしいです。
この動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「60代未亡人の波乱万丈人生」さん。コメント欄には「あなたの行動力!決断力!そして前向きに真摯に頑張っている姿!同じ世代の者として尊敬します。これからは一国一城の主として頑張ってください」「現金一括での購入は最高の選択だと思います。本当に良かったです」「何だか自分の事のようにうれしいです」といった声が寄せられています。
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投稿主さんは自作のバッグをbaseで販売中。愛猫・りんちゃんの日常はYouTubeチャンネル「保護猫のりんと60代一人暮らしの物語」で発信しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「60代未亡人の波乱万丈人生」
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