【獣医師監修】シャム猫ってどんな猫? 飼い主なら知っておきたい性格や体重、迎え方から寿命の特徴まで徹底解説!(2/2 ページ)
シャム猫の性格・体重・寿命の特徴・迎え方について獣医師が解説します。
シャム猫のかかりやすい病気
以前は内斜視(寄り目)や尾のよじれが見られ、その特徴が昔話になったこともあります。
例えば、寺院の守護者として特別な壺を不審者から守る役目を与えられた猫の話では、長い尾を壺に巻きつけてじっと壺を見つめ続けたため寄り目になったとされています。
現在は交配によってそういった特徴は見られなくなっています。
参照:タムシン・ピッケラル(2014)『世界で一番美しい猫の図鑑』エクスナレッジ
シャムはリンパ腫や腸腺癌といった消化器系の「がん」や「進行性網膜萎縮症」が見られることがあります。また慢性的に咳や嘔吐をするシャムもいます。先天性の股関節形成異常を持っている可能性もあります。
肥大型心筋症
猫の心筋症とは、心臓の筋肉に異常が起こることによって心臓が正常に機能しなくなってしまう病気です。
泌尿器疾患
おしっこの病気が猫に一番多い病気です。多飲多尿でないか、尿の回数は少なくなっていないかなど、こまめにチェックしてあげてください。
シャム猫の迎え方
保護猫から迎える
保護され、里親を探している猫は雑種だけでなく、純血の猫も多くいます。
PETOKOTO代表・大久保の愛犬コルクも、もともと足が内股という理由でペットショップの競り市で捨てられていた元保護犬でした。
ブリーダーやキャッテリーから迎える
シャムにはさまざまなカラーバリエーションがありますので、希望のカラーがある方はブリーダーさんから探してみると見つかるかもしれません。
ブリーダーとキャッテリーの違いって?
「ブリーダー」は猫の飼育と繁殖を行っている人たちの総称です。ブリーダーの中でも、主要な猫の血統書登録団体であるTICAもしくはCFAに認められているブリーダーのみがキャッテリーと名乗ることができます。
ペットショップから迎える
ペットショップではシールポイントをはじめとした血統書付きのシャム猫を見つけることができます。
シャム猫はきちんと理解してから迎えよう!
タイの神話や伝説にも登場し、古くから親しまれてきたシャム。
クリーム色のボディーに、手足と顔の濃いブラウン、そしてブルーの目が特徴のシールポイントが有名ですが、現在はさまざまなカラーバリエーションが生まれています。
性格は甘えん坊でよく鳴くため、家を空けることが多い方にはお薦めできませんが、犬のように密なコミュニケーションで絆を深めたい方におすすめです。
著者:ペトコト編集部
獣医師やトリマーをはじめ、100人以上の専門家が執筆・監修し、病気・しつけなどの専門知識から、ドッグカフェ・宿などのレジャーまで、信頼できる最新情報を幅広くお伝えします。ペットフードについてはこちら。
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