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なんてダイナミックな……! 現役漁師が不屈の精神で作った「昔の漁師飯」に90万再生の反響 「めっちゃ感動した」(1/3 ページ)

撮影に要した日数はなんと4日!

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 昔の漁師たちが実際に作っていたという“漁師飯”をできるだけ当時に寄せて再現した動画が、YouTubeで約90万回再生されるほど話題に。現役漁師が魚を釣るところからスタートし、失敗しそうになってもくじけず最後までやり遂げました!

 この動画を投稿したのは、香川県・小豆島での現役漁師としての生活をYouTubeチャンネル「小豆島の漁師はまゆう(@hamayu1137)」で公開しているはまゆうさん。今回は、かつて秋田県男鹿市の漁師たちが獲れた魚介類を岩のくぼみや船で利用している桶などに詰め込んでみそで味付けして作ったという「石焼き鍋」を再現しました。

 注目すべきは、はまゆうさんが徹底的に昔ながらの方法にチャンレンジしていること。なんと岩のくぼみを鍋代わりにして、そこに長時間熱して高温度にした石を投入して作るという方法を採用していているのです。

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撮影に要した日数はなんと4日!

 今回はまず船で海上に出て、網漁で魚をゲットするところからスタート。しかし1日目と2日目はあまりに捕獲数が少なく、3日目に再々チャレンジ。ようやく大量のタイや最高級のキジハタなどがゲットできました。


獲れたタイを網から外していくはまゆうさん

最高級のキジハタ(アコウ)もゲット!

 調理を開始する前に、鍋代わりにする海岸で探し出した岩のくぼみをたわしで洗浄しました。その後、鍋の具材として選んだウマヅラハギとキジハタを、ウロコを取ってぶつ切りするなどして下処理していきます。


獲れた中で今回使うのはウマヅラハギとキジハタ

皮を剥いでぶつ切りにされたウマヅラハギ

 下準備の後は、今回の鍋で大事な役割を担う熱源となる石を探索。はまゆうさんによると、本来、男鹿市の石焼き鍋で使うのは金石(かないし)と呼ばれる溶結凝灰岩の一種だそうで、今回はそれっぽい黒い石を選びます。

 しかしこの時点で潮が満ちてきたために、作業は翌日へ。翌朝、早朝6時に海岸に戻り作業を再開しました。海岸で拾った流木や炭にバーナーで火を起こし、そこに前日にゲットしていた石を入れて熱します。

 2時間後、石の温度が鍋に使用できるくらいしっかりと上昇したため、岩のくぼみに水と下処理した魚を入れて調理を開始しました。しかし、思いのほか水と外気温が低いために全く沸騰しません。そこで、はまゆうさんは急きょお湯から作ることに変更。一度仕切り直しとし、スタッフが用意してくれたお湯を岩のくぼみにそそぎ、そこに再び魚を入れて熱した石も投入したところ、ようやく沸騰しました。

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岩のくぼみに熱した石を投入して、ようやく沸騰!

 さらに、石で焼き目を付けたネギも投入。最後にみそを溶かして味付けしたら完成です!


魚やネギを入れて似た後、みそで味付け

男鹿市漁師飯の石焼き鍋が完成!

気になる味は……?

 完成した石焼き鍋をおわんによそって実食したはまゆうさん。「汁はめちゃくちゃうまいです!」と感激しながら、しっかり魚のだしも取れているとコメントしました。しかし、魚の火の通りが甘かったそうで、帰宅したら煮付けにするとのことです。

 はまゆうさんは、実際に岩のくぼみで石焼き鍋を作ってみた感想 について「本当に昔の漁師さんこれでやってたのかな……多分桶(で作る人)が多かったと思います」と考えを示しながらも、「こうやって昔の漁師さんが地域は違えどやっていたことを追体験するっていうのは非常に感慨深いというか感じるものがあって、すごい楽しいです! 最高です!」と満足そうに伝えました。


完成した漁師飯を実食するはまゆうさん

 動画を視聴した人からは、「男鹿半島の漁師さん達のワイルドな姿が浮かんで最高です!」と再現度の高さに感動する声や、「計り知れない労力と時間…めっちゃ感動しました!!!!」「出来るまでやる精神すばらしい」と最後まで諦めずにチャンレンジし続けたはまゆうさんを称賛する声が届きました。また、「男鹿の人間でーす! 地元の料理を取り上げていただいて大感激です」と地元の伝統的な漁師飯を取り上げてくれたことに喜ぶ声も見られます。

 なお、はまゆうさんは現在運営しているECショップ「はまゆうショップ」で、養殖したのりや開発したポン酢、「サワラの味噌漬けたたきセット」などを販売中。気になる人はあわせてチェックを!

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動画提供:YouTubeチャンネル「小豆島の漁師はまゆう」さん

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