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エレベーターに閉じ込められても呼吸はできるのか? メンテナンス会社が公開した検証動画がタメになる(1/3 ページ)

ガスの運搬や火災が伴う場合はその限りでないですが、基本的には大丈夫そう。

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 エレベーターが故障で止まり、閉じ込められて酸欠に……といった事態は創作の世界でしばしば見られますが、現実でも起こり得るのでしょうか。実際に検証した動画が興味深いです。

かごの中に充満させたガスが抜けるまで観察

エレベーターにガスを充満させたら……?

 エレベーターや立体駐車装置のメンテナンスを手掛ける京都エレベータが、YouTubeチャンネル視聴者の疑問に応えて行った実験。空気の流れが分かりやすいよう、エレベーターのかごにガスを充満させて観察しました。

 本当に密室状態であれば、ガスはとどまり続けるはずですが、実験開始から十数分で、中が透けて見えるようになりました。これは上部に通気口があるため。扉にも干渉しないよう隙間が設けられていますし、換気扇も備わっています。

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開始から15分で、ダミー人形の顔が見える程度にガスは薄く
煙は上部の通気口から抜けている

 このように、エレベーターは完全な密室でなく、空気が循環し続けているため、酸素不足で窒息することはないとのこと。災害時や寒剤(液体窒素、液体ヘリウムなど)の運搬(参考:千葉大学のサイト)など、特殊なケースではその限りでないにせよ、基本的に呼吸の心配はしなくて済みそうです。

 京都エレベータでは他にも、「エレベーターのすきまからスマホを落とすとどうなるか」「名探偵コナンのエレベーター殺人事件は実現可能なのか」など、さまざまな検証を行っています。

画像は京都エレベータのYouTubeチャンネルより引用

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