ニュース

レタスって奈良時代からあるの!? 特別展「和食」の「野菜の渡来時期」展示が興味深い(1/3 ページ)

大根やコンニャクイモに至っては、弥生時代から。

advertisement

 普段の食卓に並ぶ数々の野菜は、いつごろから日本で食べられているのか? 特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」の展示が驚きを呼んでいます。レタスとかセロリとか、意外と昔からある……!

大根がヨーロッパ原産で、弥生時代にはもう伝わっていたとは…… ※画像は2月25日に閉幕した東京会場で撮影されたもの

興味深い展示の数々に反響

 話題の資料は、霜月ちかティ(@Miwa_Shimotuki)さんが同展の東京会場で見た「野菜の渡来時期」の展示。海外産の代表的な野菜がいつ日本に渡ってきたのか、有史以前から今日に至るまで整理されています。

 古いものでは、コンニャクイモと大根が弥生時代以前、ゴマやショウガは古墳時代に渡来。以降も飛鳥・奈良時代にはナスやレタス、平安・鎌倉時代にはキュウリやゴボウ……と、慣れ親しんだ野菜の長い歴史を感じられます。

advertisement

 Xでは「セロリもレタスも、そんな昔からあったのか!」「ブロッコリーよりカリフラワーが先輩だったとは」「思ってたイメージと全然違う」と、驚きの声が上がっています。

カリフラワーは明治時代にあったのに、ブロッコリーは大正以降。同じアブラナ科の仲間でも渡来時期に差が

 特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」ではほかにも、弥生時代の卑弥呼の食事や全国のお雑煮分布など、興味深い展示が多数。東京会場は2月25日に閉幕しましたが、今後は4月20日の山形会場を皮切りに、宮城、長野、愛知、京都、熊本を2025年までかけて巡回します。

特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」 巡回情報

・山形会場:2024年4月20日~6月16日 鶴岡アートフォーラム

・宮城会場:2024年7月6日~9月23日 東北歴史博物館

・長野会場:2024年10月5日~12月8日 松本市立博物館

・愛知会場:2025年1月18日~4月6日 豊田市博物館

・京都会場:2025年4月26日~7月6日 京都文化博物館

・熊本会場:2025年7月19日~9月21日 熊本市現代美術館

画像提供:霜月ちかティ(@Miwa_Shimotuki)さん

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  2. “無給餌”で育てたメダカが3年後、驚きの姿に……!! 人の手が入っていないビオトープで起こったミラクルに注目が集まる
  3. 「ウンコ食い」という毒魚に刺され“骨に激痛”→その40時間後…… ゾッとする経過報告に「えげつない」「何かの病気になりそう」
  4. 犬「で、オレが産まれたってわけ」 220万再生突破の爆笑ワンコに「ちっ、2回目の転生は犬かよ」「これでウインクとかされたら笑い死ぬww」
  5. ドクダミを除草剤を使わず防ぐ方法3選 生態と対策がよく分かる解説に「待ってましたよ!」 「これは嬉しい!」と大反響
  6. 夫が男子トイレで発見した“幸運の虫”を妻に見せると…… 感動を呼ぶその正体に「蝶より綺麗」「素敵な旦那さんだ」
  7. 丸刈り男性が“1年間”髪を伸ばし続けたら…… 55週間の“大変身”の記録に「これはすごい!」「クールだね」
  8. 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
  9. 北海道が広島……? 地名がちぐはぐすぎる「ちょっと変な日本地図」に隠された“秘密”に「おもしろい!」「よくぞ調べた」の声
  10. カスハラなど客の迷惑行為で「もう限界」 老舗銭湯が閉店を決意した理由に「一番心折れるパターン」「見ていてつらい」