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飛び込み代表選手、大統領見守る式典で盛大にすべってプールにドボン! SNSやニュースで拡散され「実際のところうれしい」(1/2 ページ)

メンタル激強。

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 フランスの飛び込み代表選手アレクシ・ジャンダールが“大事な場面での失敗”で一躍注目を浴びています。現地時間4月4日、アレクシはマクロン仏大統領も見守る式典で、飛び込みを披露しようとして滑ってしまい、なすすべもなくプールに落ちてしまう事態に。SNSで動画が拡散され大注目を浴びるも、自ら動画を投稿しTV出演もするなど積極的に“失敗”をネタにしています。


フランス代表アレクシ・ジャンダール、晴れ舞台に立つ(画像はアレクシ・ジャンダールのInstagramから)

晴れ舞台でまさかの悲劇

 アレクシがハプニングに見舞われたのは、オリンピック・パラリンピックのためパリ郊外サン・ドニに建設されたアクアティクス・センターのオープニングセレモニーでのこと。東京五輪へもフランス代表として出場し、2022年の世界選手権では男女混合3m・10mチームイベントで銀メダルを、2023年には男子シンクロ3m飛板飛込で銅メダルを獲得したほどの実力者です。

 完成したばかりの五輪会場で、マクロン仏大統領も見守る中、美しい姿勢で3mの飛板に現れたアレクシ。他の2選手とともに一斉に飛板を踏んだ際、何と足を滑らせてしまい飛板に思い切り身体を打ち付けてしまうというアクシデントが。そして他の2選手は飛び込みを成功させる中、体勢を立て直せず1人あおむけになってプールの中に落ちてしまいました。

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ああっ……!(画像はアレクシ・ジャンダールのInstagramから)

 さらに、この衝撃的な映像は同国のSNSで一斉に拡散されています。その映像では誰も予想しなかった事態に見守っていた人々がこらえきれず笑ってしまう中、自分も笑ってしまいそうになるのを必死でこらえ口元を引き締める、マクロン仏大統領の“笑ってはいけない”チャレンジ姿もバッチリ捉えられていました。

 晴れの舞台での大失敗がSNSで拡散されニュースにもなり、どんなに落ち込んでいるかと同情してしまうところですが、そこは一国の代表になるほどのアスリート。しなやかな精神力を見せつけてくれます。

「みなさんのおかげで何と楽しかったことか!」 失敗も前向きなアスリート

当日参加した選手たちとマクロン大統領

 アレクシはその後自らSNSにこの映像を投稿。「SNS対現実」と、成功した飛び込みと今回の失敗をつなげた動画まで作成し、「滑りました、ボス! ここ数日、みなさんのおかげで何と楽しかったことか! 僕は大丈夫だし、けがもなく、トレーニングを再開していることを改めてお伝えします(炎の絵文字)。オリンピックへの準備を続けますね。メッセージをありがとう」とおちゃらけて見せつつ、自身の無事を伝えました。

 投稿した動画では、転んだ際にすりむいたのかアザになったのか、赤くなっている痛々しい背中と左足も見せていますが、7月に迫ったパリ五輪開幕には支障のないけがだったようで一安心です。


背中も足も真っ赤に(画像はアレクシ・ジャンダールのInstagramから)

笑いをこらえていたマクロン大統領の反応は……

 一躍時の人となったアレクシはさらに取材やTV出演も受け、トーク番組にも出演。マクロン仏大統領の反応が話題になったこともあり、この出来事のあと大統領と話したかと聞かれると、「ええ、大統領からメッセージをもらったし、スポーツ相とも電話で話しました」と回答。

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 「実を言うと彼らは僕の身体の方を心配していました。オリンピックに出られる状態なのか? って」とこのハプニングで一躍話題を独占したことよりも、けがはないか気遣われたとのことです。

 さらに今回自らの大失敗がニュースになってしまったことについては「実際のところ、最善の形ではないにせよ、自分のやっているスポーツについて話ができることはうれしい」と率直な気持ちを明かしたアレクシ。この動画を見て笑う人だけではなく、飛び込み競技に少し興味を持ってくれる人もいるだろうとし、これからやってくるオリンピックに向け、多くの人に見てもらえる願ってもないチャンスだと語りました。

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