ニュース

「カメ止め!」上田監督が新作「逆面接」公開 「企業が就活生に選ばれる時代」風刺し1200万表示の反響(1/3 ページ)

バブル期の就職事情が思い出される……。

advertisement

 映画「カメラを止めるな!」で知られる上田慎一郎監督の新作短編「逆面接」が大きな反響を呼んでいます。売り手市場が極まった世界では、就活生が企業を面接で選ぶ……?

就活生が会社を選ぶ時代

 物語の舞台は「令和XX年」、少子高齢化の加速により、就活生が会社を選ぶ時代。1人の学生が3社の人事担当者を呼び、「じゃー、皆さんの会社に入るメリット教えてください」と面接を開始します。

1人の学生に対し、複数の人事担当者が自社のメリットをアピールする架空の社会(画像は上田監督のTikTokより引用)

 1社目は定時上がりの確約と自由な有休取得、2社目はリモートワーク制の徹底をアピール。その一方で、3社目は「うちは残業もある」「有給は規定通り」「生の交流が大事なので出社はしてくれ」「メリットはやりがいだ」と、前の2人の逆を行くような説明を並べ立てます。なんだろう、漫画に出てくる「型破りな就活生」を、この世界に置き換えるとこうなっちゃうのかな。

advertisement

 そういう漫画ならば「マニュアルによらない受け答えが新鮮で気に入った」などと言われて採用されることもあろうかといった展開ですが、3社目は普通にアウト。「なんすかその口のききかた。選ばれる立場っすよ。ありえねー」と袖にされるのでした。

 同作はTikTokで公開されたのち、X(Twitter)では1200万回表示されるなど大きな話題に。「ありえなくはない未来」「ここまでではないが、バブル期の就活事情を思い出す」「この感じで就職したら、社内での上下関係にひずみができそう」「この逆面接を受けているのが、かつて就活に苦労した氷河期世代かと思うと悲しい」など、さまざまな反応を呼びました。

 上田監督は以前にも、中年男がお金を払って若者に説教する短編「レンタル部下」を公開。2023年に第76回カンヌ国際映画祭の「#TikTokShortFilm コンペティション」でグランプリを受賞しています(関連記事12)。

今回の「逆面接」は、先に無断転載版が拡散されてしまったため、本家の視聴を呼びかけています
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  2. 自宅のウッドデッキに住み着いた野良の子猫→小屋&トイレをプレゼントしたら…… ほほ笑ましい光景に「やさしい世界」「泣きそう」の声
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. 「ヤバすぎwwww」 ハードオフに1万8700円で売っていた“衝撃の商品”が690万表示 「とんでもねぇもん見つけた」
  5. 330円で買ったジャンクのファミコンをよく見ると……!? まさかのレアものにゲームファン興奮「押すと戻らないやつだ」
  6. 大量のハギレを正方形にカット→つなげていくと…… “ちょっとした工夫”で便利アイテムに大変身! 「どんな小さな布も生き返る」
  7. 母犬に捨てられ山から転げ落ちてきた野良子犬、驚異の成長をみせ話題に 保護から6年後の“現在”は……飼い主に話を聞いた
  8. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  9. 「すごっwww」 愛知県まで乗り換えなしで行ける都道府県を調べてみたら……驚きの結果が1000万表示 「日本の中心は愛知ってコト!?」
  10. 58歳でトレーニングを始めたおばあちゃん→10年後…… まさかまさかの現在に「オーマイガー!!!」「これはAIですか?」【海外】