サビだらけで使えない「鉛筆削り」を修復したら……? 驚きの技術力に「すごい職人技だ」「こだわりがすばらしい」(1/3 ページ)
レーザーで磨き、レーザーで切る。【訂正】
多くのパーツが失われている大昔に作られた「鉛筆削り」を修復する動画が、YouTubeで230万回の再生数を突破するほど人気です。
およそ3割りのパーツを自作して修復
動画を投稿したのは、さまざまな古い物を修復するシリーズで人気の海外YouTubeチャンネル「Odd Tinkering(@OddTinkering)」。今回は1906年に製造されたという鉛筆削りを修復していきます。
【2024年5月8日17時30分訂正 初出で鉛筆削りのメーカーについて誤りがあったため内容を変更いたしました。おわびして訂正いたします。】
サビだらけの本体は3割ほどのパーツが失われています。鉛筆を差し込んでハンドルを回しても、鉛筆を回転させる機構がないため、同じ場所ばかりを削ってしまう有り様です。
修復の手始めとして、まずは潤滑剤のスプレーを各所に吹き付けて、滑りを良くしてからパーツを分解。バラバラにしたパーツは、レーザー洗浄器でサビを落としてきれいにしていきます。
レーザーを当てたところは表面のサビが取り除かれ、すっかりきれいになりました。
次は失ったパーツを新たに作っていきます。一部は手作業で作りましたが、ほとんどはレーザー彫刻機で金属から切り出していきます。また、複雑な構造のパーツは切り出した金属板などを溶接して作りました。
パーツが揃ったところで塗装を施していきます。「USオートマティック社」のロゴシールも用意しておきました。そこまでやるか……!
各パーツを組み合わせて、木の土台に固定したら修復作業は完了。鉛筆を回転させる機構も再現したので、ハンドルを回すとすべての面が均等に削れていきます。
自作パーツまで用意する徹底した修復作業に、Xでは「これまで見た中で最も古い鉛筆削りだよ。摩耗したり紛失したりした古い部品をリメイクするのはとてもクールだね」「細部へのこだわりがすばらしい」「すごい職人技だ」「100年以上前のものがよみがえるのを見るのはすばらしいね」「修復は芸術であり、あなたはそれをより芸術的にしている」といった称賛の声が多く寄せられています。
画像はYouTubeチャンネル「Odd Tinkering(@OddTinkering)」より引用
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