ニュース

闘病中のセリーヌ・ディオン、メディアで姿見せる「這ってでもステージに」 生歌披露に「いまでも十分すばらしい」の声(1/2 ページ)

初期症状は「鼻声」。

advertisement

 映画「タイタニック」のテーマ曲「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」などで5度のグラミー賞に輝いたカナダの歌手セリーヌ・ディオンが、6月11日放送(現地時間)の米情報番組「Today」に出演。2022年12月に公表した自身の疾患「スティッフパーソン症候群」について初めて詳細を語り、「這ってでもステージに戻る」と強い意志を明かしています。


インタビューに答えるセリーヌ(画像はYouTubeから)

インタビュー中に歌声を披露するシーンも

 セリーヌは2022年に非常にまれな中枢神経系の病気である「スティッフパーソン症候群」であることを公表し、その際「歩くことや歌うことも困難」と日常生活にも支障をきたしていることを涙ながらに語っていました。

 今回のインタビューでセリーヌは、最初に病気の兆候があったのは2008年の「Taking Chances ワールド・ツアー」ドイツ公演中であったと回想。身体が硬くなり始めているのを感じ「とても、とても怖かった」とそのときの気持ちを語ります。そして「鼻にかかったような声が出始めた」としてそれを再現するように「パワー・オブ・ラヴ」の一節を歌ってみせ、ドイツでの公演はキーを少し下げることで対応したと明かしました。

advertisement

 彼女は病気公表後、予定していたツアーとラスベガスでの公演をキャンセル。しかし再びステージに立つという意思はいまだに固く、「這ってでもステージに戻るつもり」ときっぱり。「たとえ手を使って話さなければならないとしてもです。必ずそうします」と迷いなく述べました。


5月には息子たちとミック・ジャガーのコンサートへ行き記念撮影(画像はセリーヌ・ディオンのInstagramから)

病気を公表しなかったのは子どもたちのため

 セリーヌは2016年に夫のルネ・アンジェリルと兄を数日の間で立て続けに亡くすという試練を経験。夫の闘病を支え、悲しみを癒すために活動休止と再開を繰り返し、病気の公表は2019年に活動再開を発表した3年後のことでした。

 現在23歳の長男と13歳の双子の男の子たちの母親でもあるセリーヌは、2022年に診断を受けた直後に病気を公表しなかったのは子どもたちのためだっだと語ります。しかし「自分の身体が自分から離れていくのを感じながら、自分の夢も持ち続けなければいけなかった」というハードな状況の中、病気を明かさないことがファンへの“うそ”であるように感じ、それがとても重荷に感じられたと回想。「私を導いてくれた人々への嘘に、耐えられなかったんです」と公表に至った心境も明かしています。

 インタビュー動画へは、「ずっと彼女は、史上最高の声の持ち主の1人」「私たちの偉大な戦士。愛してるよ」など、セリーヌの勇気に多くの賛辞が贈られました。また、インタビュー中に披露された歌声に「彼女の声はいまでも十分すばらしいと思う」との感想も寄せられています。

歌声を披露するセリーヌ・ディオン
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 天皇陛下の英国訪問、「王妃の日本製バッグ」「皇后さまの菊のティアラ」などに注目 宮内庁公式に360万いいね
  2. 汚れたホースに綿を詰めて流したら…… 無色透明の水が“信じられない色”へ変化する光景に思わずゾッとする
  3. テーマパークで娘を撮影、親に送る→返ってきた“まさかの1枚”に感涙の声 25年前の奇跡に「素敵すぎる」「こういうの熱い」
  4. レジンで生のイチゴを閉じ込め→4年放置したら……? “まさかの姿”に「100万年後に発見されて欲しい」
  5. 絶対に笑ってしまう“ダンシング折り鶴”と作り方に反響の嵐 合計1300万再生突破「涙出るほど笑った」「元気をありがとう」
  6. “100歳おばあちゃん”の朝食作りに密着したら…… 驚きの姿とおかずに「最高の朝食」「めちゃめちゃ感動」
  7. 「めちゃくちゃ吹いたwwwww」「悲劇!w」 蛇口の水を猫ちゃんがペロペロ→その水が注ぐ“まさかの場所”が263万表示
  8. 「こんなんもうピザやん」 “エグいピザポテト”を引いた人が幸運過ぎてうらやましいと話題に 「SSRだ」「かき揚げかと思った」
  9. オーダーウエディングケーキを「お任せで」と言われた職人、完成したのは…… 依頼者もドン引きの全貌に「次元が違いすぎる」「ケーキ入刀できない」
  10. ビートたけし、数千万円級の“超高級外車”で商店街行く姿がエグかった……ギャップある光景に「威圧感あり過ぎ」「どう考えても映画のワンシーン」