「全ての瞬間がアウト」と物議 Mrs. GREEN APPLEが“差別的”と炎上のMVを削除&事務所謝罪…… 「深くお詫び」(1/3 ページ)
公開直後から物議をかもしていました。
人気ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE(ミセスグリーンアップル)のミュージックビデオ(MV)に人種差別的な表現が含まれていたとして批判を浴びていた問題について、所属事務所のユニバーサル ミュージックが謝罪し、動画を公開停止にしたと発表しました。
「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現」
物議をかもしたのは、バンドが6月12日にYouTubeで公開した新曲「コロンブス」のMV。内容は西洋貴族風の衣装を身にまとったMrs. GREEN APPLEのメンバーが小島にたどり着き、島に住んでいた“原住民”のサルたちと交流をするというものでした。
MVにはメンバーが島の“原住民”であるサルを人力車の引き手として使役したり、サル相手に音楽や乗馬、天文学などの学問を教えるといったシーンが挟まれており、ネット上で植民地支配や西洋中心主義の肯定につながるとの指摘が続出。「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」「誰かこれを止める人いなかったのか」「海外から正式に抗議される前に、早く取り下げた方がいいと思う」などと、批判の声が集まっていました。
同社は13日、バンド公式サイトに「Mrs. GREEN APPLE 『コロンブス』ミュージックビデオ公開停止に関して」と題した文書を公開。問題になったMVについて「本映像はMrs. GREEN APPLEの所属レーベルであるEMI Recordsと所属事務所Project-MGAで制作いたしましたが、歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため、公開を停止することといたしました」と対応を伝えました。
同社は「当社における公開前の確認が不十分であり、皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。今後は「このような事態を招くことのないよう細心の注意を払い、皆様にお楽しみいただける作品をお届けしてまいります」としています。
「コロンブス」はコカ・コーラが提供する音楽プラットフォーム「コカ・コーラCoke STUDIO」のキャンペーンソングとして発表されたもの。5月31日にはコカ・コーラの公式YouTubeチャンネルにて、同曲が使われたTVCMやメイキング映像も公開されていました。
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