「何で私だけ家事せなあかんの?」 お母さん設計士が思いを込めた新築戸建てに絶賛の声 家事をみんなで行うための工夫に「めっちゃ良い」「住みたい」(1/3 ページ)
個々の時間を大事にしつつコミュニケーションも取れる“ソロリビング”もナイスアイデア。
2人のお子さんを育てている“お母さん設計士”が建てた新築一戸建ての内見動画がYouTubeで話題です。夫婦共働きで家事・育児分担の流れが広がるなかで、生活しやすい空間を目指して作られた家に称賛の声が上がっています。記事執筆時点で23万再生を突破。
「家事を家族みんなで行う」をコンセプト作られたキッチン周り
投稿したのは、主に戸建てのルームツアー動画を公開しているYouTubeチャンネル「不動産屋ラムエイ」。今回やってきたのは大阪府藤井寺市に建てられた注文住宅のモデルハウスで、黒い外観の2階建て。2台分の駐車スペースとおしゃれな前庭もあります。
この家の特長は「家事を家族みんなで行う」をコンセプト作られたキッチン周り。“ともかじ(共家事)style”と名付けられ、夫婦どちらかだけが家事を負担したりすることがないよう、キッチンに加えて、アイランドカウンターにもシンクを設け、さらにスペースを広めにして2人同時に作業しやすくなっています。
設計士さんの「まず、何で私だけ家事せなあかんの? 共働きやで? フルタイムやで?」という長年積み重なった不満が上記のスタイルを生み、「ご飯作るのと同時に皿洗おうや」という考えから作られたようです。
アイランドカウンターは子どもでも洗いやすい高さに設計されており、小さいころから家事をすることで、大きくなってからも率先して家事を手伝う子になってほしいという願いも込められています。
キッチンにはもう1つ仕掛けが。シンクの前に立つとちょうど掃き出し窓が目の前にあり、学校から帰ってきた子どもの姿が見えるようになっています。これは干渉しすぎないようにしつつも、我が子の様子は伺っておきたいという親心が生んだ設計です。
ほかにも、面倒くさがって自ら手を洗ってくれない子どものため、玄関も洗面もキッチンとリビングから見える範囲に設置することで、チェックして指摘できるようにしています。
またリビングは、個々がそれぞれの時間を過ごす現代に合った“ソロリビング”仕様に。小上がりの和室やヌック(小さめのくつろぎスペース)など、子どもたちの居場所をリビングに作ることで、個々の時間を過ごしながらもコミュニケーションを取れる空間にしています。
コメント欄では「とても素敵なおうちだと思いました! 家族の住みやすさをよく考えられているおうちですね」「働きながら家事・育児こなしてる設計士さんの知恵とアイデアが詰まってる」と賛辞が寄せられ、「こんなお家住みたい」「うちもこうしたかったなーが溢れてる」などの声も上がっています。
動画提供:YouTubeチャンネル「不動産屋ラムエイ」さん
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