泥から出てきた“ヘンテコ生物”を水槽に入れてみたら…… 明らかになった生物の全貌に「ゴジラに出てくるヘドラみたい」「凄さがわかります」(1/2 ページ)
移動するだけで重労働すぎる……!
泥にいるヘンテコな生き物を水槽に入れてみた様子が、YouTubeチャンネル「少年の水族館 Outdoor Aquarium」に投稿されました。記事執筆時点で7万3000回以上再生されています。
干潟でヘンテコな生き物を探す
こちらの動画を投稿した少年の水族館さんは、魚の生息環境まで再現した“アウトドアアクアリウム”を作り、身近な生物や自然を知るきっかけになる動画を発信しています。
前回は海の危険生物「ゴンズイ」でアウトドアアクアリウムを作り話題に。今回は別のターゲットを求めて、泥だらけの干潟にやってきたようです。
ターゲットは……
少年の水族館さんが訪れた干潟をじっと見てみると、泥の上で何か生き物がぴょんぴょんとはねています。泥の上を動き回る、なんとも不思議な形をしたこちらの生き物の名前は「ムツゴロウ」。一般的な魚と同じエラ呼吸に加え、皮膚呼吸もできるというちょっぴり変わった魚です。
ムツゴロウを狙う少年の水族館さんは1本のスコップだけを頼りに、全身泥だらけになりながら干潟を移動していきます。その表情と粘着質な音から、とても移動しづらいことや掘りにくいことがひしひしと伝わってくるようです。
顔まで泥だらけになりながら干潟をひたすらに掘り進め、穴の底にたまった水の中からようやくムツゴロウを捕獲することに成功。手のひらの上で大人しくしているムツゴロウは、なんともいえず愛らしいですね。
その後アウトドアアクアリウム作り用の泥を採取し、泥に足を取られつつ干潟から上がってきた少年の水族館さん。用意していた水槽に泥を少しずつ入れてならし、干潟からくんできた水を入れ、水槽の中にムツゴロウが暮らす環境を再現します。
そして捕獲したムツゴロウを水槽に入れると、ムツゴロウは水にもぐる姿や、体を水の中に隠し水面から目だけを出す姿を見せてくれたのでした。ちなみにアウトドアアクアリム作りに使用した石や砂などは、全て元の場所に戻しているそうです。
なおムツゴロウは絶滅危惧種に指定されており、佐賀県の有明海区では採捕の禁止区域や期間が定められています。投稿者は条例に準拠し採捕しています(参照:佐賀県の公式サイトより)。
こちらの動画には、「ナイスムツゴロウです! 手掘りでの泥地採集お疲れ様です。昔ながらのムツかけ漁の凄さがわかりますね……」「いつもは水パンパンやけどムツゴロウにあった環境にしてやるの好きよ」といったコメントが寄せられています。
少年の水族館さんは「魚好きを増やすこと」を目標に、同チャンネルとX(@syosuisui)に、アウトドアアクアリウム作りをはじめとした魚に関する動画や写真を投稿しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「少年の水族館 Outdoor Aquarium」
(三日月 影狼)
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