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復帰するなら今? 「ウマ娘」3.5周年で何が変わったのか(2/3 ページ)

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 最速へのこだわり故か感情表現もストレート、トレーナーや先輩にも遠慮なしに物を言うので横で聞いていて心配になること請け合い。最初の出会いからして「遅刻しそうになったけどまっすぐ行けば大丈夫と言って障害物に激突する」というところから始まります。そのストーリーを読んだ時点で気にいってしまいました。

遅刻寸前で突然一直線に行けば大丈夫と言いだすカルストンライトオ
真っすぐ走って障害物に当たり激痛で転がるカルストンライトオ

 先に「最高速を求める」と記載しましたが、早く走りたがるウマ娘というのはたくさんいます。ですが、それが「真っ直ぐ走る」ことへのこだわりになるのはこのキャラクターぐらいしかいません。

 他にも「数学は最初好きだったが二次関数が出てきて裏切られたから嫌い」とか、育成中も「成長曲線だなんて曲がったものは要りません。右斜め上にシュッと真っ直ぐ伸ばす感じでいきましょう」と言い出したり、宿題のノートによだれを垂らしても「ちゃんと一直線のよだれ跡を描きましたよ」とノートを見せようとしてきたりと奇矯な行動を上げるだけでキリがありません。

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 それでも育成しているうちに彼女の最速への真摯(しんし)な思いに気付き、きっとその真っ直ぐな思いに心打たれることでしょう。ここで「真っ直ぐ」という単語が気になってしまうのは彼女を育成した後遺症ではあります。

育成中にシュッと真っ直ぐ伸ばす感じで行きたがる
真っ直ぐのよだれ跡を自慢気に語ってこの後ノートをこっちに見せつけてきます

 なんでこんなキャラクターになったかというと、モデルの競走馬が「アイビスサマーダッシュ」という1000mの直線を走るレースの最速レコード持ちだからだと思われるのですが、それにしても「ウマ娘」でここまで面白いシナリオを読んだのは久々でした。腹を抱えて笑いたいという人にはぜひオススメです。

 なお、短距離に特化したウマ娘としても高性能な部類に入りますので、性能でウマ娘を選びたいという人にもオススメしたいところです。

アイビスサマーダッシュを前に盛り上がるカルストンライトオ
カルストンライトオがレコード勝ちした2002年のアイビスサマーダッシュ

 他に3周年以降で実装されたウマ娘としては、実装当時その距離感の独特さで多くのトレーナーの心を撃ち抜いたダート娘のトランセンドがいるのですが、残念ながらこちらは未入手なので多くを語ることはできません。他には昨年末に放映されていたアニメに登場したウマ娘、シュヴァルグランやサトノクラウン、ドゥラメンテといった面々もアニメ終了から3周年にあわせて一通り実装されています。

 映画の登場キャラクターについては先に書いたようにジャングルポケットは交換対象外ですが、映画にも登場していたマンハッタンカフェのシナリオがオススメです。映画同様怪我で引退したアグネスタキオンがマンハッタンカフェのサポートに回ったら? というifシナリオが楽しめます。最終的に映画に近い展開となるのですが、そこからの相違はぜひ育成して確かめてみていただきたいと思います。

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 この3.5周年を機会に新規に始める人がどれくらいいるかは分かりませんが、年を追うごとに改修をしっかり進めていると感じられる「ウマ娘」。もし今は休止しているという方がいらっしゃるのであれば、ぜひ再開していただければと思います。

 なお、現在の「ウマ娘」にはJRAが2023年から導入したジョッキーカメラを思わせる「ダイナミックカメラ」モードが実装されています。こちらも実に面白いモードになっていますので、知らなかったという人はぜひ体験してみていただければと思います。

ゲーム内桜花賞のダイナミックカメラ
2023年 桜花賞 ジョッキーカメラ

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