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プロが教える“冷凍魚介類”の解凍方法がためになる ちょっとしたテクでエビやイカがプリップリに(1/3 ページ)

これはめちゃくちゃありがたいテクニック!

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 冷凍シーフードや冷凍むきえびなどの魚介類を、そのまま料理に使って縮ませてしまったりおいしくなかったりしたことってありませんか? そんな人に向けて冷凍のプロが教える解凍テクニックがYouTubeで話題を呼んでいます。

 この動画をYouTube「冷凍チャンネル【冷凍王子 冷凍専門家】」(@frozenchannel)に投稿したのは、冷凍生活アドバイザーとしてテレビ番組に出演したり多くの料理本に制作協力したりしている“冷凍王子”こと西川剛史さん。豊富な知識でフリージング術に関する著作も出版しています。

 今回は料理に使うと水っぽくなっておいしくなくなったり縮んだりしてしまう冷凍シーフードや冷凍むきえび、冷凍ほたてを“塩水解凍”というテクニックによって、うま味を閉じ込めたまま解凍する方法を紹介しました。

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海水と同じ塩分濃度の塩水がポイント

 冷凍魚介類は海水と同じ塩分濃度の塩水に浸けることで、シーフードの中から水分が流出するのを防ぐことができるそうです。

 西川さんはまず、400ミリリットル(2カップ)の水に小さじ2の塩を入れて塩分濃度を3パーセントにした塩水をよく混ぜます。これに解凍したい魚介類を30分ほど浸けて放置した後、ザルにあげて塩水を捨てます。


ボウルに水400ミリリットルと小さじ2を入れてよく混ぜます

冷凍シーフードを入れてちょっと混ぜます

30分後に水分を捨てて水気を切ります

 魚介類についた水気をキッチンペーパーで1つずつよく拭き取ってから、最後に大さじ1の料理酒を入れて全体を混ぜ合わせます。これによって魚介のくさみを抜くことができ、クオリティーにも差が出てくるのだそうです。これで塩水解凍は完了!


1つずつ水気を取っていきます

 西川さんはこの塩水解凍したシーフードを使って、うま味がしっかりと閉じ込められたガーリックソテーを作って披露しました。


塩水解凍したシーフードで作ったガーリックソテー。身がぷりぷり!

冷凍むきえびを塩水解凍するときのコツ

 なお、冷凍むきえびは表面をグレーズという氷の膜が覆っているため、塩水解凍後にこれを手でパキッと割って取り除いてから水気を拭き取るという下準備でおいしく料理できるそうです。

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冷凍むきえびのグレーズを取っている様子

 冷凍ほたてについては解凍したら水分をしっかりと拭き取って、刺身用ならそのまま食べられるとのこと。なお、動画には登場しませんでしたが、冷凍むきガニについても冷蔵庫で解凍すると水っぽくなるため、塩水解凍することをお勧めしていました。

覚えておくと便利な塩水解凍に「早速やってみよう」の声

 この動画を見た人からは「今まで我流でしていた塩水解凍ですが、魚介の種類別に詳しく説明してくださりありがとうございます」「早速やってみようと思います」という声が寄せられています。

 また、「塩水解凍 冷蔵庫の中で長時間放置するのは栄養素抜けてしまいますか?」という質問も届いており、西川さんは「解凍において長時間放置は基本的にはよくないです。ただ、サイズが大きい冷凍品は解凍に時間がかかり塩水解凍でも常温で長時間放置することになるので、冷蔵庫で解凍した方が良いです」と答えていました。

動画提供:YouTubeチャンネル「冷凍チャンネル【冷凍王子 冷凍専門家】」さん

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