「面白い試み」 100年前~現代で流行した米国のステーキを完全再現 “意外なレシピ”の連続に「信じられない」【海外】(1/3 ページ)
社会情勢が反映されている。
1910年代から現代までに流行した米国のステーキを再現するというユニークな動画がYouTubeで話題を呼んでいます。
「緊急ステーキ」とは?
投稿したのは、料理系インフルエンサー・Patrick ZeinaliさんのYouTubeチャンネル「Patrick Zeinali」(@patrickzeinali)。このチャンネルは、過去から現在までの「刑務所メシ」を再現したり、世界各国の給食を作ったりする料理動画で注目を集めています。
今回は、米国における一般的なステーキを年代別に作っていきます。1910年代は、牛肉で牛の腎臓を巻き、パイ生地で包んで焼き上げる「ステーキ&キドニーパイ」という英国の伝統料理が登場しました。
1920年代は、フランス人シェフが多く米国に移り住んだといい、その影響を受けたシチュー風ステーキが登場します。1940年代は第二次世界大戦の激化を受け、ひき肉とシリアルなどを混ぜてステーキのような形に整えて焼く「Emergency Steak(緊急ステーキ)」が流行したそうです。ほぼハンバーグだ、これ。
私たちが思い浮かべるステーキ
そして“古き良き時代”として名高い1950年代には、やっと私たちが思い浮かべるステーキ像に。国民の可処分所得が増え、さらに郊外への移住もブームになったことから、広い庭にBBQグリルを置いて肉を焼くスタイルも定着し始めたそうです。加えて、冷蔵技術も発達したことで「Dry age steak(乾燥熟成肉ステーキ)」が食べられるようになったといいます。
1990年代には「和牛」が米国で広く知られることに。2000~2020年代にかけては、リブロースを骨付きで大胆に切り出した「トマホークステーキ」などを紹介。ステーキはさまざまな形で米国人を魅了してきたようです。
米国のステーキの変遷をたどる動画に、コメント欄では「面白い試みだ」「ステーキ&キドニーパイは英国では今でもかなり一般的です」「各時代のサラダも見てみたい!」「2000年代がベストだと思う」「信じられないレシピがあった」などの反響が寄せられています。
画像引用:YouTubeチャンネル「Patrick Zeinali」
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