プロ格闘家が“刃牙”の技を完全再現してみたら…… 予想外の威力に驚きの声「流石だ」「おもしろい」(1/3 ページ)
愚地父子の技。
刃牙シリーズに登場する技をプロの空手家が指導。キックボクサーがそれを習得する動画がYouTubeに投稿されました。記事執筆時点で3万7000回以上表示され、700いいねを集めています。
愚地独歩の「三戦立ち」
動画を投稿したのは、キックボクサー城戸康裕さんのYouTubeチャンネル「城戸康裕のきーちゃんネル」。今回は俳優でプロ空手家の「ほしみん」(浅井星光)さんを招き、刃牙シリーズに登場する空手の技を教えてもらいます。
まずは空手の基本の姿勢となる「三戦(さんちん)立ち」。刃牙シリーズでは愚地独歩が披露するシーンが有名で、二次創作のパロディイラストも数多く描かれています。
三戦立ちは体幹をがっちり安定させる立ち方で、足先を少し内側へ向けることで太ももの内側に力が入るようにします。これは、簡単そうに見えて難しく、腰を深く落とすタイプの三戦立ちでは、城戸さんが尻餅をついてしまう場面もありました。
ほしみんさんは三戦立ちの応用も指導。正式な三戦立ちのように腰を落とした立ち方でなくても、要点さえ押さえておけば攻守ともにパワーアップすることを伝えます。
愚地克己の「正中四連突き」
次に、独歩の養子である愚地克己の「正中四連突き」。これは、人体の正中線上にある急所、金的(こう丸)、水月(みぞおち)、のど、人中(鼻と唇の間の溝)へと連続してこぶしを打ち込む技です。
金的を打った反動で戻ってきたこぶしをそのまま水月へ、そこからのどへ突き上げ、返すこぶしで人中を打つ……という流れるような動きが特徴的で、寸止めによるデモンストレーションを受けた城戸さんは、急所を狙われる怖さから奇声を上げて反応しました。
最小限のモーションで素早くこぶしをたたき込むので、威力がないようにも見えます。しかし、関節の伸ばしと肩甲骨の伸ばし、重心の掛け方で威力を変えられるそうで、軽くこぶしを当てられた城戸さんが痛がる場面も。
その後、正中四連突きをミット打ちで練習した城戸さんはすぐにコツをつかみ、「楽しいぞこれ」とテンションを上げていました。
「使えそうな打撃」「流石だなぁ」
今回紹介した空手の技のうち正中四連突きについては、現実に存在することに驚く声も。「普通に使えそうな打撃ですね」「小さい事や軽い事の利点を急所攻撃に生かせばふつうにでかい側も恐いのが見て取れるよね」「四連突き、最初ちょっと真似しただけで様になってるの流石だなぁ」などの反応が寄せられています。
一方、今回の指導者で、自身を「かよわい」と評するほしみんさんに対し、「ほしみんは『か強い』」「か弱い詐欺www」という声も上がりました。
画像提供:YouTubeチャンネル「城戸康裕のきーちゃんネル」
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