車ぶつけちゃった→へこみを直すDIYが目からウロコ! ベテラン整備士の解説に「感謝します」「素人でも分かりやすい」(1/3 ページ)
使う道具などを簡潔に説明。
縁石にぶつけてへこんでしまった車体をスタッド溶接機で修理する動画がYouTubeに投稿されました。この動画の再生数は記事執筆時点で25万回を超えており、3900件以上の“いいね”を集めています。
ベテラン整備士が説明しながらDIY
投稿したのは、YouTubeチャンネル「スグレモン自動車用品」の久世誠二さん。自動車整備士として30年の経験を積んだベテランです。
今回は軽自動車「ホットハッチ(ダイハツ ミラバン 5速マニュアル)」を例に、傷ついた車体の板金塗装を実施。同車のステップ部分は縁石にぶつかってしまったようで、大きくへこんでいる上に塗装が一部剥げています。
スタッド溶接機の出番
へこみのサイズを測って補修範囲を把握したら該当箇所の塗装を剥がします。下地をむき出しにしたところで家庭用電源で動くスタッド溶接機を用意。複数本のスタッドピンとワッシャー、波ワイヤーを状況に合わせて溶着させた後にスライドハンマーで引っ張ることで、へこんでいた部分を元に戻していきます。
引っ張り作業で円形に盛り上がった部分を修正し、溶接作業で開いた穴は板金用のハンダで埋め、表面を適宜研磨。ステップを補修したことで、リアフェンダーパネルにまで及んでいたへこみが8割ほど直りました。
形を整えて塗装したら……
続いて、ステップ部分を本来の形に近づけるため硬化剤を交ぜたパテを塗布。形を整えたらスプレーによる塗装と研磨を繰り返して、補修箇所を白く仕上げました。
修繕されたステップは少し凹凸があるものの、作業前と比べて見違えるほどきれいになりました。各工程や使っている道具の詳細は動画で確認できます。
何をしているのか、何が起きたのかを久世さんが簡潔に説明しながら作業していく動画には「板金の難しさが良くわかります。大変楽しい動画でした」「家庭用スタッド溶接機でも結構使えることが分かりました」「今回のは目からウロコが落ちる動画」「やっぱプロはすごいよ」などの感想が寄せられています。
この他にも同チャンネルでは、エンジンルームの洗浄や、劣化したヘッドライトの修理など車のメンテナンスに関するさまざまな動画が公開されています。
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