夫がまた同じオモチャ買ってきた→まさかの“夫が発案者” ユニークなキューブパズルが生まれた経緯を聞いた(1/2 ページ)
夢をかなえた発案者に話を聞きました。
ルービックキューブマニアのアイデアをメーカーが商品化した、ユニークキューブパズルがX(Twitter)で話題です。発案者を取材し、詳細を聞きました。
妻の投稿がきっかけで広く拡散
話題のきっかけは、発案者のかなひー(@kanahii405)さんの妻、きゃなばーど(@Kya7y)さんの投稿。新しいキューブパズルが夫宛てに届き、既に100個ほど持っているのに……と、少々あきれていたときのことでした。
ところが、いざそのパッケージをよく見てみると、「Designed by」の脇に夫の本名が記載されていました。実はこのパズル、かなひーさんが2014年に発案したアイデアを、立体パズル専門店「トライボックス」(@triboxJP)が採用し、実現したものだったのです。
万年カレンダー代わりに使えるキューブパズル
発案者のかなひーさんにサンプルとして贈られた製品の名は、「tribox Calendar 7x7x7 Magnetic」。各面が7×7に分割されたキューブパズルです。
各面には色の代わりに、月日や曜日を表す英数字が記されています。そろえ方次第で、任意の年のカレンダーができあがります。つまりこのパズル、万年カレンダーとして機能するよう設計されているのです。
かなひーさんが考えた数字の配列は、ルービックキューブ最少手数部門日本記録保持者であるうえしゅう(@uesyuu_cube)さんの手が加わって、より洗練された製品に。最初はあきれ気味だったきゃなばーどさんも、「こんなグッズあればいいなって妄想膨らませて、それが色んな人の目にとまってきれいに製品化されて自宅に届くのって……もしかしてオタクの夢かなえてないか……???」と感動した、商品化の感想などをかなひーさんに聞きました。
―― 商品化おめでとうございます。万年カレンダーとして成立する配列を考えるのは、相当難しかったのではないでしょうか
かなひー 実現できるように数字を配置していくと、一部のパーツの数がギリギリ足りない状態になるので、そこでどう工夫すればいいか悩みました。
―― 実物が届いたときの気持ちを教えてください
かなひー 私自身はトライボックス様とやりとりするなかで、できあがる過程を見ていました。だからサンプルをいただいたときも、ただその延長という感覚に過ぎなかったのですが、妻のポストを見たら「確かにオタクの夢かなってるな」と感慨深く思った次第です。
―― 実際に触ってみた感想はいかがでしょうか
かなひー 実は、到着と入れ違いで出張に出たので、まだ触っていません。2週間後の帰宅は待ち遠しいですが、原案から10年と考えれば2週間は誤差なので、何か次の案でも考えながら過ごそうと思います(笑)。
「tribox Calendar 7x7x7 Magnetic」は、今のところトライボックスが新年向けに用意している福袋に同梱(現在は予約終了。年明け以降、若干数を通常販売の可能性)。単品販売については準備中とのことです。
協力・画像提供:かなひー(@kanahii405)さん/きゃなばーど(@Kya7y)さん
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