ケータイで人気の「パネェ画」を作ってみた:ねとらぼ
“パネェ”気持ちを伝える待受画像、「パネェ画」が人気だ。黒地に白文字で「パネェ(半端ない)ぐらい愛してる」など、ストレートな気持ちを書き込む。
「パネェ画」というものがある。携帯電話の待ち受けに使われる画像で、黒地に白抜きで「パネェくらい○○」などと書くのがお約束。パネェは「半端ない」の略語で、パネェ画は、「パネェ」気持ちを表現した画像、ということらしい。
「パネェ」が流行し始めた2006年ごろから作られているようで、EZwebで「パネェ画」を検索してみると、一般サイトのヒット数は6万8900件。EZweb公式だけなら337件ヒットする。
一般サイトの検索結果には、「パネェ画が手に入る」といううたい文句で別の宣伝サイトに飛ばす――というだましリンクもかなり多く、「パネェ画」が集客につながる人気コンテンツになっている、ということを裏付けている。
編集部でもパネェ画を作ってみた。無料のパネェ画作成サイトはたくさんあり、フォントを選んで文字を入力するだけのシンプルなものから、背景や文字色、画像サイズまで選べるものまである。
記者はパネェ画初心者なので、文字とフォントを入力するだけのサイトで、「パネェくらい ITちゃん 愛してる」と入力し、フォントの異なる3種類のパネェ画を作ってみた。
白抜きの明朝やゴシックフォントの「愛してる」は、真剣すぎて気恥ずかしい。相手が「ITちゃん」だけになおさらだ。冗談みたいなこんなせりふは、3番目に作った、手書き風の赤い文字が一番しっくりくる気がした。
だがパネェ画の基本はあくまで黒地に白抜き。「大好き」などといった、なかなか口には出せない気持ちを、ケータイを通じてストレートに表現するためのツールのようだ。
ケータイネット上には、リクエストに応えてパネェ画を作ってくれる“職人”ユーザーもたくさんいる。そういったユーザーが集まるブログやコミュニティーサイトの掲示板などで、作って欲しい文字やイメージを伝えれば、PCなどでパネェ画を作り、無料でアップロードしてくれるのだ。
ちなみに、背景に竜などの画像を入れ、演歌のようなせりふや、「愛羅武勇」などと書き込むと「ヤン画」「ヤンキー画」と呼ばれるものになるらしい。ケータイ画像の世界は広い。
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