「大人はニコ動プレミアム会員になろう」――SF作家野尻抱介さんが“個人アピール”ねとらぼ

ニコニコ動画で“尻P”として親しまれているSF作家の野尻抱介さんが、自身のWebサイトでニコ動ユーザーに「大人はとっととプレミアム会員になろう」と呼び掛けている。

» 2008年12月09日 16時07分 公開
[ITmedia]
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 ニコニコ動画(ニコ動)ユーザーでSF作家の野尻抱介さんが自身のWebサイトで、「ニコ動を無料で見るのは十代まで。大人はとっととプレミアム会員になろう」と呼び掛けている。ニコ動運営サイドとは無関係な「個人アピール」で、アピール用のバナーも配布している。

 ニコ動は、プレミアム会員(12月3日現在22万7000人)からの会費(月額525円)と広告料などから収入を得ているが、赤字運営が続いている。ドワンゴの小林宏社長は12月4日の「ニコニコ大会議2008冬」で「9月時点では月間収入が2億円ぐらい、支出が3億1500万円ぐらい。黒字化にははまだ月間あと1億円足りない」と話していた(ニコ動(ββ)は「ネットの進化の逆を行く」 黒字化には「あと月間1億円」)。

 野尻さんは「ニコ動がプレミアム会員の収入で自活できれば、わずらわしい広告もなくなる。スポンサー企業ではなくユーザーの意見が反映されるようになる。文句を言うなら金を払おう。動画作者への還元も期待できる」と訴える。

 さらに「いま20万人いるプレミアム会員数が100万人になれば毎月3億円の黒字になる。その金はプレミアム会員が握っているも同然だ。運営に注文をつけて、世界を面白くしようではないか」と呼び掛けている。

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