ゆとりの次は「さとり世代」?:ねとらぼ
ゆとり世代の次は「さとり世代」?――ネット発の新語「さとり世代」がネットで話題になっている。
ゆとり世代の次は「さとり世代」?――ネット発の新語「さとり世代」が話題になっている。
発端は「WEB本の通信社」(本の雑誌社と博報堂が運営)に載った、書籍「欲しがらない若者たち」(山岡拓 著)をベースに書かれた記事についての2ちゃんねるのスレッドだ。
記事では、「車に乗らない。ブランド服も欲しくない。スポーツをしない。酒を飲まない。旅行をしない。恋愛に淡泊。貯金だけが増えていく」「現代の若者が目指すのは、実にまったりとした、穏やかな暮らしである」など若者の消費傾向を紹介。これが日本経済にとってプラスかマイナスかを問いかける内容になっている。
記事を取り上げた2ちゃんねるのスレッドでは「物心付いたころから不景気だった」「欲しがらないのではなく、お金がなくて買えないだけ」「以前より消費者が賢くなったのでは」などさまざまな感想や意見に混じり、「さとり世代」という書き込みが登場、「名言」と注目を浴びている。
2ちゃんねる元管理人の西村博之(ひろゆき)氏はスレッドの議論を受けた、Twitterの書き込みでさとり世代を「ゆとり世代の次。結果のわかってることに手を出さない。草食系。過程より結果を重視。浪費をしない」と集約。多くのユーザーがさとり世代についての意見をつぶやいている。
ちなみに「さとり世代」や「さとり教育」という言葉は、「ニコニコ動画」では別の意味で、以前から一部のユーザーの間で使われていたようだ。「ニコニコ大百科」によるとさとり世代は、テンションの低い生放送を行う高校生ユーザー「鹿豆」さんなどを、さとり教育は、僧侶のお経のような合成音声を作れるソフトウェアシンセ「Delay Lama」を使った動画などを指しているようだ。(参考:ニコニコ大百科「さとり教育の成果」)。
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