Evernote、iPad 2のスマートカバーを使った“暗記帳ツール”をリリース

Evernote Peekは、iPad 2の“お風呂のふた”の特徴を生かした暗記帳ツール。ノートブックで自分で問題と回答を作り、Smart Coverの開閉で学習できる。

» 2011年06月09日 08時36分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Evernoteは6月8日(現地時間)、iPad 2の純正カバー「Smart Cover」の特徴を生かした学習ツール「Evernote Peek」を、米AppleのApp Storeで公開したと発表した。

 Smart Coverには節目がついており、日本で普及している風呂のふたのように段階的に開くことができる。また、カバーを閉じるとiPadが自動的にスリープ状態になるなど、本体と連係するようになっている。

 Evernote Peekは、このSmart Coverの機能を生かした学習ツール。カバーの最初の節を開くとランダムな質問が表示され、さらに開くとその答えが表示される。カバーを開閉するたびに、新しい問題が表示される。

 peek

 Evernote Peekをダウンロードし、Evernoteのアカウントでログインして教材を選ぶだけで、このツールを利用できる。教材はEvernoteと米StudyBlueが用意したもの(英語)のほか、Evernoteのノートブックで自分で作成することもできる。

 自分で教材を作るには、新規ノートブックでタイトルに問題を、本文に答えを入力する。問題は50文字、本文は250文字(いずれも半角での文字数)程度にまとめると見やすい教材になる。同ツールを利用するには、iPad 2の画面の明るさを75%くらいにし、自動ロック機能を解除することを勧めている。

 Evernote Peekは、同社のフィル・ルービンCEOとマーケティング担当福社長のアンドリュー・シンコフ氏がiPad 2で遊んでいるうちに思い付いたという。同社は現在、賞金総額10万ドルのEvernoteを活用したユニークなアプリのアイデアコンテストを開催している。

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