東日本大震災の影響で参加ディーラーが減少した、今年のガレージキットの祭典「ワンダーフェスティバル2011【夏】」。実行委員会により「ダイレクトパス」が導入され徹夜組が激減するなど、例年とはちょっと違う雰囲気の会場となった。
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千葉県の幕張メッセで7月24日、日本最大のガレージキットの祭典「ワンダーフェスティバル2011【夏】」が開催された。震災の影響で、参加ディーラーは1374件と例年に比べ大きく減少し、いつもより少し寂しい雰囲気の会場となった。
実行委員会によると、アニメなど商業作品に関連したキット・フィギュアをディーラー(制作者)が販売するために必要な当日版権の受け付けを中止したことが大きく影響したという。版権元やディーラーとの連絡が困難だったため、版権申請の受け付けを中止。オリジナル作品か版権申請を独自に受け付けたメーカーの商品しか販売できず、出展を諦めるディーラーが多かったそうだ。
このほか節電対策による休日出勤や、福島第1原発事故による放射能の影響を懸念し、参加を断念する人もいたという。
今回のワンフェスでは安全面を配慮し、有料の優先入場券「ダイレクトパス」が導入された。禁止されているにもかかわらずできる徹夜組や、始発時間帯の最寄り駅の混雑対策として導入された。価格は3000円で、入場には別途でチケット代わりのオフィシャルガイドブック(2000円)を購入しなければならず、一部では「高すぎる」との声も。
導入の「効果はあった」と実行委員会はコメントしている。ダイレクトパスの存在を知らなかった人による徹夜組が若干現れたようだが、数としては目に見えて激減したそうだ。始発時間帯には、ホームまで行列ができるなどの課題を抱えていたが、ほとんど解消されたという。