見た目はちょっとアレだけど、拍手だけは一流です ロボット「音手」オンステージ!デジタルコンテンツEXPO 2011

本物そっくりな2本の腕だけというシュールな見た目のロボット「音手」が「デジタルコンテンツEXPO 2011」に登場。音楽に合わせてさっそうと手拍子し、自らの演技にも拍手。開発者は「いいね!」ボタンと連動させるという構想も練っているそうだ。

» 2011年10月20日 16時59分 公開
[笹山美波,ITmedia]
画像 音手が2体。ちょっとシュールな絵面

 両手のひじから先だけというシュールな形のロボット「音手(おんず)」が、「デジタルコンテンツEXPO 2011」(10月20〜22日、日本科学未来館)で展示されている。このロボットができることはただ1つ。拍手すること。でも拍手に対するこだわりは、半端ではないのだ。

 実際の人間の腕を型取りして作ったロボット。筋肉や肌は超軟質ウレタン樹脂で再現し、骨はアルミで成形している。手の平を触ってみると本物のようにちゃんと柔らかくて肉厚で、内側の骨もしっかり硬い。手のひらは少し丸まっているので、拍手するとこもった高くて強い「パンパン」という張りのある音が出る。

 デモでは、グランド・ファンク・レイルロードの「ロコ・モーション」、童謡の「幸せなら手をたたこう」に合わせ、「パパン、パン!」とリズミカルな手拍子を披露した。事前に組み込んだプログラムによる自動操作で、演奏後は自らの演技に拍手! 2本の腕が織り成すシュールな演出は、取材に駆けつけた記者たちの笑いを誘っていた。

 製作したのは慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科博士課程3年の高橋征資さん。コンピュータミュージックを研究していた大学時代に「生音響」を操作したいと思い、2009年4月から作り始めた。最初に作ったロボットは完成度が低く、拍手しているうちに指が飛んでいってまうといった不具合が頻発。研究を重ね、今回発表した2作目が今年1月に完成した。

 今後は、手のひらの開き具合や手の向き、人の興奮度合いなどによって微妙に変わる拍手の様々な音・リズムを音手で再現していくという。お笑いライブの会場に音手を設置し、ネット越しにライブを見る人が「いいね!」ボタンを押せば、現場の音手が拍手する――そんな仕組みの開発も進めていると話していた。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2404/18/news134.jpg 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  2. /nl/articles/2404/18/news025.jpg 生後5日の赤ちゃん、7歳のお姉ちゃんから初めてミルクをもらうと…… 姉も驚きの反応がかわいい
  3. /nl/articles/2404/18/news057.jpg 9カ月の赤ちゃん、バスで外国人の女の子赤ちゃんと隣り合い…… 人生初のガールズトークに「これは通じあってますね!」「ベビ同士の会話、とろけます」
  4. /nl/articles/2404/17/news037.jpg 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  5. /nl/articles/2404/17/news034.jpg 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
  6. /nl/articles/2404/18/news155.jpg 大谷翔平選手、ハワイに約26億円の別荘を購入 真美子夫人とデコピンとで過ごすかもしれないオフシーズンの拠点に「もうすぐ我が家となる場所」
  7. /nl/articles/2404/17/news179.jpg 「ケンタッキー」新アプリに不満殺到 「酷すぎる」「改悪」の声…… 運営元「大変ご迷惑をおかけした」と謝罪
  8. /nl/articles/2404/16/news192.jpg 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
  9. /nl/articles/2404/17/news129.jpg 「ハーゲンダッツ硬すぎ!」と力を入れたら……! “目を疑う事態”になった1枚がパワー過ぎて約8万いいね
  10. /nl/articles/2404/16/news175.jpg 「そうはならんやろ」をそのまま再現!? 「ガンダムSEED FREEDOM」のズゴックを完全再現したガンプラがすごすぎる
先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」