「甘酒点滴」って何!? 池袋の「点滴BAR」へ潜入してみた

池袋のとある病院には「点滴BAR」がある。メニューはアンチエイジングから薄毛対策セットまでよりどりみどり。記者は今秋登場した「甘酒点滴」を体験してみた。

» 2011年12月28日 08時00分 公開
[宮本真希,ITmedia]
画像 さくらクリニックの点滴メニューは多彩

 東京・池袋の「さくらクリニック」には「点滴BAR」なるサービスがある。疲労回復、アンチエイジング、風邪対策など目的別のメニューから自分に合ったものを選べる仕組みだ。今秋には「甘酒点滴」という限定メニューも登場した。年の瀬が押し迫り、疲れがたまりがちなこの季節。女子力が枯れ、少々息切れ気味の記者がリポートしよう。年末はこれで乗り切るっ!

 点滴BARは、ビタミンなど体に有効な成分を安全に体内に補給できるというもの。病気ではないけれど「疲労感がある」「肌荒れがひどい」といったときに、サプリメントを飲むような感覚で利用できる。同様のサービスは、都内の点滴専門スペース「TENTEKI 10」などいくつかあるが、さくらクリニックの売りはメニューの多さだ。その数、約40種類!

 人気は、ビタミンCやビタミンBを配合し疲労回復に効果的という「スーパースタミナアップ」(1回7500円)や、ビタミンCやアルファリポ酸を配合した「アンチエイジングセット」(同7500円)など。花粉症対策に肩こり腰痛改善セット、薄毛に悩む人のための発毛対策メニューまである。時間がない人のために注射のメニューも用意している。ちなみに健康保険は適用されない。

 2007年にスタートし、1日に平均20人ほどの利用者が訪れている。年齢層は20〜50代と幅広く、4割は男性。「肌をきれいにしたい」と言って訪れる営業マンや会社経営者が多いそうだ。点滴は20〜30分ほどで済むため、昼休みに訪れる人もいるという。記者の感覚からすると、価格はそれほど安くないという印象だが、マッサージ店に通うような感覚でたまには点滴というのもアリかもしれない。

画像

 気になる「甘酒点滴」だが、これは甘酒の成分を解析し、点滴液として再現したもの。アミノ酸やミネラルなどを含み、疲労や冷え対策に効くそうだ。倉田大輔院長が、自分の講演を聞きにきていた70代の男性から「昔はすぐに病院に行けないときに甘酒を薬代わりにしていた」と聞き、開発した。もちろんアルコール分は含まれていないのでご安心を。

 早速体験してみよう。点滴BARは完全予約制。利用者は個室でリクライニングチェアに腰掛けて、点滴を受ける。看護師さんが持ってきた甘酒点滴の液色はうすい黄色だった。「さすがに甘酒のような匂いはしないんだなあ」などと観察していた記者の腕に針がブスッ。一滴、また一滴と体に流れ込んでいく。

 リラックスできるよう明かりを落とした部屋で待つこと40分。最後の一滴がぽとり。点滴液が入っていた袋が空になったのを見届け、甘酒成分補充完了! しばしの休息タイムに癒され、それだけで元気になった気分の単純な記者だが、さすがにまだ効果は感じられない。院長によると、点滴BARの利用者のリピート率は8割とのことなので、記者も気長に通ってみるべきか。美は1日にしてならずと言うし、来年は体の内側からキレイを目指すと誓いを立てたいと思う。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2503/26/news022.jpg 「日本人だけが感じる絶望」 職場に置かれたドーナツ → “抹茶味”かと思いきや…… “まさかの事実”に反響「怖くて泣いちゃった」「笑いました」
  2. /nl/articles/2503/25/news028.jpg 「これはうれしい」 引っ越しのあいさつでもらった手土産、開封したら…… “センス抜群の中身”に「参考にしたい」
  3. /nl/articles/2503/24/news034.jpg 「多分日本で1位、2位を争う」 3児のママが書いた“通園経路図”がすごい! 「えーめちゃ最高ですね」「中高生だったら溜まり場」
  4. /nl/articles/2503/22/news096.jpg 40歳女性、“ネットで買って失敗した服”→似合わせアイデアを募集したら…… 驚きの結果が720万再生 「すごい!」
  5. /nl/articles/2503/25/news050.jpg 初めて夫の実家に挨拶した妻、初々しかった表情が9年後…… “そうはならんやろ”な変わりっぷりが1150万再生
  6. /nl/articles/2503/26/news030.jpg 「やばい髪形にされた」とショートが気に入らなかった女性→バッサリ切ったら…… 衝撃のビフォアフに「可愛い過ぎる」「半端ねぇな」と反響
  7. /nl/articles/2503/23/news042.jpg ニットで口元が隠れた赤ちゃん、そっと脱がせてみると…… “想像を超える”表情が2300万再生「心に刺さった」「今まで見た中で1番!」【海外赤ちゃん記事3選】
  8. /nl/articles/2503/26/news110.jpg 「この値段は信じられない」 ワークマンの“2500円防水バッグ”に高評価殺到 「即買い」「使い勝手最高」
  9. /nl/articles/2503/25/news022.jpg これが駅前だって!? 世界最大級のデカすぎる重機が並ぶ景色が920万表示 「かっけぇぇぇ!」「どうやってここまで」
  10. /nl/articles/2503/23/news033.jpg 段ボールに切れ込みを4つ→“信じられない変形”をするライフハックに80万再生の反響 「今世紀最高の技だ」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「うそでしょ!?」 東京ディズニーランド、“老舗”レストランの閉店を発表 「とうとう来てしまったか」「いやだああああ」と悲しみの声
  2. Koki,、豪邸すぎる“木村家の一室”がウソみたいな広さ! 共演者も間違えてしまうほどの空間にスタジオビックリ「コレ自宅!?」「ちょっと見せて」
  3. 息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
  4. プロが本気で“アンパンマンの塗り絵”をしたら…… 衝撃の仕上がりが550万再生「凄すぎて笑うしかないw」「チーズが、、、」 話題になった作者に話を聞いた
  5. ディズニーランドがオープンした1983年当時、カップルだった2人→37年後…… 目頭が熱くなる現在の姿に感動
  6. ニットで口元が隠れた赤ちゃん、そっと脱がせてみると…… “想像を超える”表情が2300万再生「心に刺さった」「今まで見た中で1番!」【海外赤ちゃん記事3選】
  7. 水族館のイカに“指でハート”をしてみたら… “まさかのお返し”が190万表示「こ、こんなことあるのか」
  8. 「ひどすぎ」 東京ディズニーランドで“約100人のドジャースファン”が一斉に“迷惑行為” 「やめてほしい」と物議
  9. 19万8000円で購入した超高級魚を、4年間育てたら…… ド肝を抜く“大変化”に「どんどん色が」「すごい」
  10. 初めて夫の実家に挨拶した妻、初々しかった表情が9年後…… “そうはならんやろ”な変わりっぷりが1150万再生
先月の総合アクセスTOP10
  1. 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  2. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  3. パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  4. 和菓子屋で、バイトの子に難題“はさみ菊”を切らせてみたら……「将来有望」と大反響 その後どうなった?現在を聞いた
  5. 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  6. 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
  7. 希少性ガンで闘病中だったアイドル、死去 「言葉も発せないほどの痛み」母親が闘病生活を明かす
  8. “きれいな少年”が大人になったら→「なんでそうなったw」姿に驚がく 「イケメンの無駄遣い」「どっちも好きです!笑」
  9. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  10. 芸能界引退した「ショムニ」主演の江角マキコ、58歳の近影にネット衝撃「エグすぎた」 突然顔出しした娘とのやりとりも話題に