サイバーエージェント子会社社長は新卒内定者 iPhoneアプリ「My365」開発チームの劇的な365日:きっかけは足湯(1/2 ページ)
起業にはさまざまなドラマがある。サイバーエージェントは、新会社の社長に4月入社予定だった内定者の飯塚勇太さんを抜てきした。就職活動からiPhoneアプリ「My365」ヒット、社長になるまでの道のりを聞いた。
若手を主要ポストに積極的に採用しているサイバーエージェントが先日、世間をあっと驚かせる人事を発表した。iPhone向け写真SNSアプリ「My365」を運営する新会社「シロク」を昨年12月1日付けで設立し、その社長や役員に4月入社予定だった内定者の大学生4人を据えたのだ。
My365は4人が「学生生活最後の思い出に」と開発したもの。予想以上のヒットを受け、会社として収益化を目指すことになった。社長に就任した慶応義塾大学4年生の飯塚勇太さん(21)は、まさかの展開に「正直すごく驚いた」と話す。就職活動からアプリの開発とヒット、社長になるまでの劇的な道のりを聞いた。
「1日、1枚」だから楽しい「My365」
My365は、写真を撮影・加工し、共有できる無料アプリ。「フィード」画面にはフォローした人の写真が流れてくる。と、ここまでの説明ではInstagramそっくりだが、My365最大の特徴は「1日、1枚」というコンセプトにある。1日に残せるのは1枚だけで、その日のうちに再度投稿すると前の写真が上書きされる仕様だ。
自分が投稿した写真は「カレンダー」画面で一覧表示する。その日その日の最高の1枚が思い出として記録されていくため、振り返って見る楽しみがある。「1日、1枚」ゆえの魅力が味わい深いのだ。毎日続けて投稿すると、写真を加工する「フィルタ」の種類が増えるといった特典も受けられる。
昨年10月にリリースし、30万ダウンロードを突破。App Storeの無料アプリランキングでは、最高30位に入った。ユーザーのうち、7割は日本。残りの3割の内訳を見てみると、米、ヨーロッパ、アジアで同じくらいの比率となっている。
My365 Trailer from my365 on Vimeo.
アプリのヒントは箱根の足湯
飯塚さんがほかの3人と出会ったのは大学3年生の頃だ。サイバーエージェントのサマーインターンで意気投合し、Webサービスを開発するユニット「WestCrew」を結成。プログラミングコンテストに出場するため、Twitterアカウントで利用できるグループウェア「TwitCrew」を開発した。
TwitCrewを公開したのは2010年のクリスマスイブ。ニュースリリースには「彼女のいない大学生4人が聖夜にWebサービスをリリースしました!」と書いた。そのおかげ(?)だったかは謎だが、TwitCrewは思いのほか反響が大きく、1日のユニークユーザーが1万5000人を超えたときもあった。
就職活動が一段落し、サイバーエージェントの内定を得た4人は「学生生活最後の思い出を作ろう」と再び集まった。iPhoneアプリに狙いを定め、箱根の温泉街で2泊3日の開発合宿を敢行。宿にこもってアイデアを練った。だが思いつくのは「しょうがないものばかり」。「多くの人に使ってもらえるものを」と、カメラアプリに照準を絞ったが、アプリに“写真を撮る必然性”を持たせるのが難しいと頭を抱えた。
そんなとき、飯塚さんが注目したのは足湯だった。「足だけつかる」という限定された仕様のなかに“趣き”がある――と、ふと気づいたのだ。「俳句も同じ。五七五の制限のなかに趣がある」。そこでアプリには「1日、1枚」の制限を持たせることに。こうしてMy365のコンセプトや機能が固まっていった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
-
「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
-
フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
-
「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
-
ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
-
毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
-
「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」
-
鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
-
【今日の難読漢字】「男衾」←何と読む?
-
おじいちゃん「昔はモテた」→孫は信じていなかったが…… “今では想像できない”当時の姿が140万再生「映画スターのよう」【米】
- イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
- 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
- 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
- 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
- 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
- コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
- 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」