ニュース
» 2012年02月03日 22時50分 公開

違法ダウンロードは悪ではない? 「Angry Birds」「Minecraft」開発者の発言が話題に日々是遊戯

年間数兆円規模とも言われる、ゲームの違法ダウンロード被害。しかし、これを「悪ではない」とする発言が有名ゲーム開発者から飛び出し、話題になっています。

[池谷勇人,ITmedia]

Notchさんストレートすぎです

 多くのゲーム会社にとって、ゲームの違法ダウンロードは今も昔も頭の痛い問題とされてきました。しかし、ゲームビジネスの変化とともに、そうした「違法ダウンロード」への接し方についても、少しずつ変化が生じてきているようです。

 例えば先日、Rovio Mobile社(「Angry Birds」の開発会社)のCEO、Mikael Hed氏は、カンヌにて行われたカンファレンスの席上にて「海賊(違法ダウンロード)行為は必ずしも悪いものではなく、より多くのビジネスチャンスをもたらす可能性がある」と発言し、話題を呼びました。

 Hed氏は「音楽業界から多くのことを学んだ」とし、重要なのは「ユーザー」ではなく「ファン」の数であると説明。「すべてのファンを失えば、我々の事業はたちまち廃れてしまう。しかし逆に、ファンの基盤を育てることができれば、それは我々にとって成長のチャンスになる」と語りました。

画像 もはや知らない人はいないであろう、大ヒットゲーム「Angry Birds」(写真はChrome版)

 こうした発言はHed氏だけに留まりません。ほぼ同時期、もっと過激な発言で話題になったのが、「Minecraft」の開発者であるNotch氏。同氏はTwitterで寄せられた「お金がないので(Minecraftを)無料で遊べるようにしてほしい」との要望に対し、次のように答えました。

画像 Just pirate it. If you still like it when you can afford it in the future, buy it then. Also don't forget to feel bad. ;)」(海賊版で遊べよ。それでもし将来、ゲームを買うお金ができて、まだ僕のゲームが好きだったら買ってくれればいい。もちろん、罪の意識は忘れずにね)

 もちろん、両氏の発言はあくまで「考え方のひとつ」であって、当然ながら違法ダウンロード行為を全面的に容認するものではありません。現実に、家庭用ゲームの違法ダウンロード被害は年間で数兆円規模にものぼると言われ、大きな問題になっているのも事実です。

 しかし「違法ダウンロード行為に弱い」というのは、ある意味現在のゲームビジネスが抱える脆弱性のひとつであり、逆に言えば、違法ダウンロードをもプラスに転換できるビジネスモデルを採ったからこそ、「Angry Birds」と「Minecraft」は成功し得た――と考えることもできます。今後、違法ダウンロードとどのように向き合っていくかを考えるうえで、両氏の発言は非常に興味深いものと言えるのではないでしょうか。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2201/28/news013.jpg 4コマ“全員医学部出てない”が大惨事の予感しかない 「大至急首にネギを巻くんだ! 生姜湯も飲ませろ!」
  2. /nl/articles/2201/27/news192.jpg ちっちゃすぎるのかでっかすぎるのか 大相撲・高安関と11カ月娘のスニーカー比較写真が「ガリバー旅行記」と反響
  3. /nl/articles/2201/27/news182.jpg ガンダムがスノボやってる!? ゲレンデをさっそうと滑るコスプレボーダーが「連邦の面白い悪魔」と人気
  4. /nl/articles/2201/27/news104.jpg 坂上忍、11歳“長男”・佐藤ツトムの旅立ちに涙 介護の日々経ての別れに「本当にありがとうございました」
  5. /nl/articles/2201/28/news085.jpg 「だれかわからなかった」 国生さゆり、今年初ソロショットで茶髪ボブへ大胆イメチェン 好評の声へ「可愛いと自覚致します」
  6. /nl/articles/2111/02/news016.jpg “重みのある一言”に「ゾクッとした」 登山中に「あなた危ないわよ」と注意された体験談漫画に反響集まる
  7. /nl/articles/2201/28/news141.jpg 米43歳の元人気子役、2年のドラッグ断ちですっかり別人に! 「歯がなくて座っていられなかった」過去から復活へ
  8. /nl/articles/2201/28/news081.jpg 水族館「オニカマス展示中です」→魚クラスタ「ヤシャカマスでは?」 野生の魚博士が間違いを発見、水族館に経緯を聞いた
  9. /nl/articles/2201/27/news165.jpg パパ、気を確かに! ベッカム「娘に好きな人がいるっていわれた」絶望フェースが世界中の父親に突き刺さる
  10. /nl/articles/2201/28/news050.jpg 「もう無理……」 虚無感漂う置物「いろいろむりになってきたカエル」がじわじわくるかわいさ

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「どん兵衛」新CMに星野源が復活も衝撃の新展開 “どんぎつね”吉岡里帆の正体明かされ「完全なホラー案件」「狂気を感じる」
  2. ハラミちゃん、“公称145センチ”も本当の身長にゴチメンバー驚き 「デカイっていわれるのが嫌になっちゃって……」
  3. 西川史子、退院を報告 「生きていて良かったと思っていない」と告白も、力強い現在の心境明かす「私は医師です」
  4. 「もうアヒル口」「美人確定ですね!」 板野友美、生後2カ月娘の“顔出しショット”にみんなメロメロ
  5. 「気ぃ狂いそう」 木下優樹菜、生配信中止で“涙のおわび動画” やらかしたスタッフに「生きてたらミスぐらいする」
  6. 東大王・鈴木光、“お別れの笑顔”で司法試験合格を報告「本当にありがとうございました」 SNS閉鎖に涙のエール続々
  7. 「こんな普通に現れるの?!」「バレそうで心配」 倖田來未、駅のホームに“普通に並ぶ”姿にファン驚き
  8. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」「どストレートに餅で笑った」と称賛集まる
  9. 第1子妊娠のすみれ、母・松原千明と2年ぶりに涙の再会 「やっとママに会えました」と感動的な親子ショット公開
  10. 渡辺裕之、66歳バースデーで息子と2ショット 合同誕生日会に「すごいお料理とケーキ」「イケメン息子さん」