楽器アプリの達人がガチバトル! iPhone/iPadのバンドコンテスト「Applayers」優勝は“忍者”だった

iPhone/iPadを楽器として使ったバンドコンテスト「新星堂×avex Applayers コンテスト」の決勝大会が開かれ、忍者衣装の謎の4人組「iPad Ninjaz」が優勝。アプリでここまでできるのかと驚かざるを得ない、達人たちの技をとくとご覧あれ。

» 2012年02月24日 19時16分 公開
[宮本真希,ITmedia]

 iPhone/iPadを楽器として使ったバンドコンテスト「新星堂×avex Applayers コンテスト」の決勝大会が2月23日、開催された。参加100組の中から選ばれたファイナリスト7組が会場のニコファーレに集結。賞金100万円とavexからのデビューをかけ、熱いバトルを繰り広げた。

画像

 演奏に使うのは、それぞれが選んだ楽器アプリたち。ピアノやギター、ドラム、シンセサイザーなどさまざまな楽器の音色がアプリを通じて鳴り響いた。なかには演奏の途中で素早く別のアプリに切り替えたり、複数台のiPhone/iPadを1人で操る人もいて、華麗な手さばきに審査員たちも見入っていた。

 優勝したのは、忍者の衣装に身を包んだ謎の4人組「iPad Ninjaz」。楽器アプリ以外に日本刀や花火の音が出るアプリを使い、妖艶なパフォーマンスを見せつけた。審査員特別賞は2人組の「SandyTrip」。控えめなメロディーから一転、iPadを高速タップし、パーカッションのノリノリなリズムで盛り上げた。

ダイジェスト動画(撮影:iPod Style

エンタメのあり方が変わる!?

 コンテストは、iPhone/iPadを最低1台使って音を奏でるアプリで演奏し、パフォーマンスの面白さなどで競うというもの。当日の模様はUstreamとニコニコ生放送でライブ配信され、アーカイブも公開されている。それではファイナリスト7組をパフォーマンス順に紹介しよう。


Video streaming by Ustream

 1組目:mi-on(ミオン) テレビドラマやゲーム、インディ映画のサントラなどを手掛けている女性パフォーマーで、決勝には赤いはっぴ姿で登場。和太鼓演奏をバックに、iPhoneとiPadを使いオリジナル曲「Natuto Dream 2012 Dragon Mix」を演奏した。琴の音色など和風な雰囲気が印象的だった。

画像

 2組目:GO iPhone/iPad計4台を使ってルパン3世のテーマを披露した。なぜかステージ上にこたつ机を用意し、赤いちゃんちゃんことニット帽、首にはヘッドフォンという不思議なスタイルで演奏。ルパン顔負けの手さばきで審査員の心を盗んだか。

画像 GO
画像 複数のアプリを使って1人で演奏

 3組目:情デkids 男女8人によるバンド。iPhone/iPadに加え、Macも使ったステージは司会者いわく「りんご畑状態」。オリジナル曲「command+Z」は、Macのショートカットキー「command+Z」のようにやり直しできたら――と歌う切ない歌詞だった。

画像 情デkids

 4組目:tigerlily 1人でiPhone/iPadを使い、さらにはアプリを途中で切り替えるドキドキのパフォーマンス。中盤は緊張が解けたのか、体でリズムを取りながらノリノリで演奏。オリジナル曲「ios 5 live set」で会場をクラブっぽい雰囲気に染めた。

画像 tigerlily
画像 手元はこんな感じ

 5組目:SandyTrip 女性と男性のペア。普段は、ジャパネットたかたの商品紹介時のBGMなど企業のテーマソング制作を手掛けている。本番はオリジナル曲「砂漠の旅」を披露。パーカッションなどの楽器アプリで演奏したり、ボイスチェンジャーアプリで歌ったりと趣向を凝らしたステージだった。

画像 SandyTrip。ロボット歩きで登場
画像
画像 かわいらしい楽器アプリで演奏

 6組目:iPad Ninjaz スモークがたかれるなか、忍者の衣装で登場した4人。童謡「さくらさくら」をアレンジしたオリジナル曲「Sakura Shinchi-henge」で妖艶な雰囲気を漂わせる。演奏だけでなく、日本刀のアプリを振りかざしたり、アプリで花火を打ち上げたりと、バンド演奏の枠を越えたパフォーマンスだった。

画像 iPad Ninjaz
画像

 7組目:松尾P iPhoneをギターに見立てて演奏できる周辺機器「The Fingerist」の考案に関わった松尾Pは、もちろんThe Fingeristを使って演奏。しっとりと「Let it be」を歌い上げた。直後の2曲目では、頭に装着したiPhoneでギターアプリを演奏するトリッキーな演出も。

画像 松尾P
画像

 優勝したiPad Ninjazは、エンターテイメント性あふれるステージが評価された。新星堂の砂田浩孝社長は「(ファイナリストが)武道館に立ったり、紅白歌合戦に出たら――というイメージで見ていた」とコメント。エイベックス・プランニング&デベロップメントの本多健二執行役員は「エンタメのあり方が変わるんじゃないかと思うくらい鳥肌が立つコンテストだった」と振り返った。

画像 審査の待ち時間にはコンテストの公式サポーターJUNOさんのステージも
画像 審査員を務めた田中知之(Fantastic Plastic Machine)さん(左)、道端アンジェリカさん(右)、JUNOさんが受賞者と記念撮影

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」