編集部一ネコに愛されているのは誰か選手権、開幕です!負けられない戦い(4/5 ページ)

» 2012年04月01日 00時00分 公開
[ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

誰が生きているネコ限定と言った?(戦略:ズル)

画像 谷中は坂の街。完全防備で死角はない! ネコはどこだ!

 この対決が提案された時、勝負は見えていたと思う。いや、もはや勝負にすらならずに圧勝できると決めつけていた節があった。対決の場が谷中と決まった時、記者たちがどう歩くか、どんなアイテムを持ち込むかで盛り上がっている中、この対決が「生きているネコに限定していない」ことに気づいた者がいなかったのだから。この勝負、加藤がもらった。

 谷中は言わずと知れたネコの街。もちろん生きているネコも多く見られるが、ネコグッズや看板猫がいる店が多いことを知っていた。なんせ谷中の隣、日暮里に住んでいたことがある土地勘がそれを裏付けていた。

 「勝ったな」「ああ」――。脳内にいる碇ゲンドウと冬月コウゾウが余裕の勝利宣言をした頃、対決の開催時間が午前中に設定されたことをすっかり聞き逃していたのを後から知ることになる。

 戦略は谷中にあるネコグッズやネコカフェ、ネコが確実にいる店舗をまわりながら偶然出会えたら街中のネコを撮影していくというもの。実に合理的でシンプル。偶然出会えたって1〜2匹が関の山だろう。いくらネコが多い街とはいえ、やみくもに動いたところで疲れるだけだ。当日いきなりの撮影許可となるが、もしかしたらいくつかの店舗のうち、1つくらいは快く許可してくれるかもしれない。そうしたらあとは時間が過ぎるまでそのネコたちと戯れつつ、いろんな角度から撮影すればいいだけではないか。

 こうして特にアイテムを用意することなく対決を前日に控えた夜、その集合時間を確認して青ざめることになる。3月22日午前10時、日暮里駅に集まった時、嫌な予感はやっぱり現実のものとなった。

 まず駅近くのネコの多くいるとある居酒屋に行き、そこから招き猫が置いてある谷中堂に寄り、ギャラリー猫町、猫町カフェ29、そしてねんねこ屋と赴き、そして集合地点に戻るだけの完璧なコース……。しかし、午前10時には開いていなかった。どこも開いていない。開いていない!! 

画像 茫然。行く先々が開店前。そうですよねー。あ、でもネコの置物写真ゲット

 さて、とりあえず予定どおりに歩いてみることにした。すでにノープラン。これでは廣渡記者とかぶってしまうじゃないか! 開いていない店舗の前で、なんとなく看板や置物を撮影していく。それでも、店番をしている飼い猫に出会った時には涙が出そうになった。ネコ充! これをネコ充と言わずになんとする。

画像 1匹目はお店の看板ネコ。君にどれだけ会いたかったか

 開店前だというのに呼びこみとはなんと出来たネコだこと。いろんな角度から撮影したのち、後ろ髪引かれつつ望みが薄いねんねこ屋へと移動する。途中、どこかに猫を捜し、路地裏の窓や交差点やなんなら新聞の隅でさえもこんなとこにいるはずもないのに捜す。なんとなく「One More Time, One More Chance」が脳内に流れてくる。桜木町じゃなくてここは谷中だけど。

 谷中の猫マップがもらえるねんねこ屋さんも当然お休み。分かっていたのでショックも小さい。なんとなく外観だけ撮影したら早くも制限時間が近づいていることに気がついた。さっきの1匹だけなのか? いや、途中撮影したネコグッズを本当に使わざるをえないのか? と今さらながら言い訳を考えていると、谷中2匹目のネコ発見! 会いたかった!

画像 ようやく見つけた! いてくれてありがとう

 気持ちよさそうに昼寝中のネコさん。まったく近寄っても意に介さない。先ほどの猫は飼いネコだったが、こちらのネコは野良だろうか? かなりの大物ぶりで、土地柄か人に慣れており結局一度も起きることなく撮影をこなしてタイムアップとなった。

 結果2匹。でもネコ関連写真はけっこう撮影した。もうこうなればそれもカウントしてもらい、面の皮の厚いところを見せつけようと思った。

画像画像画像 お店の看板や宅急便的なあのネコまで、ネコがいっぱい! これ数に入れていいよね?

画像画像画像 いいんだよね? 駄目なの?

画像画像画像 そんなわけでカウントしてくれなかったネコ写真をここに並べます

画像画像画像 谷中には本当にたくさんのネコがいるんですね

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  2. /nl/articles/2412/10/news133.jpg 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  3. /nl/articles/2412/12/news089.jpg フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. /nl/articles/2412/14/news081.jpg 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  5. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  6. /nl/articles/2412/15/news002.jpg 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. /nl/articles/2412/14/news038.jpg 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」
  8. /nl/articles/2412/14/news063.jpg 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  9. /nl/articles/2412/14/news002.jpg 【今日の難読漢字】「男衾」←何と読む?
  10. /nl/articles/2412/15/news024.jpg おじいちゃん「昔はモテた」→孫は信じていなかったが…… “今では想像できない”当時の姿が140万再生「映画スターのよう」【米】
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」