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» 2012年05月14日 16時12分 公開

ニコ動のニコ動たる所以 「コメントアート」はこんなにも奥が深かったニコニコ超会議

ニコ動のコメントシステムでは、ほかのサイトでは隠れていた人が自己表現できる――ニコニコ動画の代表的な特徴である「コメントアート」に関する発表を取材してきた。

[岡徳之,ITmedia]

 「コメントアート」とはニコニコ動画で登場するコメントの中でもひと際目立つ、装飾字幕や装飾模様のようなグラフィカルなコメントのことである。ニコニコ超会議のニコニコ学会βでは、「コメントアーティスト」として活躍するゲストを迎えた発表が行なわれた。コメントアートは意外と奥深かった。

「コメントアート」をテーマにした発表

 コメントアーティストのHDAさんによると、ニコ動上のコメントは、コメントするまでの間の長さと、コメントの性格によって分類される。間が短いと「即反応」、長いと「熟慮」。冷静なコメントは「理性的」、感情のこもったコメントは「感性的」と表現される。例えば、「いい感じ」「イマイチだなあ……」は即反応であり理性的な「一言評価コメント」、「音が高すぎる、もっと○○○にしたほうがよい」は熟慮であり理性的な「短文評価コメント」と呼ばれる。「おっくせんまん!」「みっくみっくにしてやんよ!」などは即反応であり感性的な「弾幕コメント」。装飾的、絵的に表現されるコメントアートは熟慮であり感性的なコメントとして分類される。

ニコニコ動画上のコメントをマトリックスで表した図

 これまで言葉での即表現が苦手だった人、安易な即反応を好まない人は、ほかのサイトのコメント仕様では自己表現できず、隠れていたとHDAさんは語る。しかし、コメントアートをはじめニコニコ仕様のコメントシステムによって、ほかのサイトでは表現できなかった自分自身を表すことが可能になった。ほかでは隠れていた多くの種類のコメントや人格が表に現れることで、バーチャル空間としての臨場感を高め、Web上の交流がリアルなものに近づいたと語る。まさにコメントアートは、ソーシャル空間の進化を現す最たる現象なのだそうだ。

登壇中にニコ生で「組長」と名コメントされたデカこなさん

 コメントアーティストのデカこなさんは、コメントアートをコメントの種類「通常」「投稿者」「スクリプト」、系統「絵系」「歌詞系」「装飾系」の組み合わせで分類する。いずれもニコ動上で話題になった事例だ。特にコメントでイラストを描く絵系は、こんなにグラフィカルな表現が「コメント」だけで可能なのかと驚かされる。

コメントアートの種類
そのほかのコメントアートの事例

 ニコニコ学会ではこのほか、ニコスクリプトの使い方など制作者視点でのコメントアートを制作するコツ、「空気を読む」「(作品によっては)映像を覆い隠さない」「PC処理に負荷をかけない」といったマナーなどが語られた。これからニコ動を鑑賞するときは、ぜひコメントアートにも注目してみてほしい。

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