「自浄」目指すソーシャルゲーム 新ガイドラインは「反省の証」か?日々是遊戯(2/2 ページ)

» 2012年06月22日 23時20分 公開
[池谷勇人,ITmedia]
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画像 田中良和 代表取締役社長(左)と、山岸広太郎 取締役執行役員副社長・事業戦略本部長(右)

 現在、かつてないほどの猛烈な批判にさらされているソーシャルゲーム業界。しかし「子どもが親に無断で何十万円も課金してしまった」といったわかりやすい苦情や相談の陰に、ユーザーからの「小さな批判」はもっと以前から数え切れないほどあった。

 「いいかげんガチャの確率を表示すべき」「課金への誘導がえげつなさすぎる」「どうせ確率操作してるんだろ」――。一方、ソーシャルゲームを遊ばない家庭用ゲーマーからも「こんなものがゲームと言えるのか」といった声もあがっていた。

 これだけ中からも外からも叩かれていながら、これまで改善の姿勢が見られなかったのは、やはり田中社長が最初に言ったように、「急激な拡大に、環境整備が追いつかなかった」ということもあるのだろう。あえて悪く言うなら「儲かれば批判もなんのその」という、成長産業ゆえの異常な勢いが、批判や問題をさらに肥大させてしまったとも見ることができる。

 しかし、今回のガイドラインはどうだろう。少なくともガチャの表示改善やコンプガチャに類する課金方法への注意喚起など、これまで受けてきた批判に多少なりとも応えるものにはなっている。もちろんこれで十分だとは言わないが、新体制を作り、議論を次のステップへ進めようとする意思もうかがえる。

 ソーシャルゲームは社会悪なのか。それとも今後、本当の意味で日本やゲーム業界を背負う原動力に成長できるのか。成長フェーズは終わり、ソーシャルゲームの「次のフェーズ」がようやく始まろうとしている。

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