ニュース
» 2012年10月15日 09時00分 公開

達人の筆を再現できる書道ロボット、慶応大学が開発

慶應義塾大学が、書道の動作をロボットで忠実に再現する「モーションコピーシステム」を開発した。

[DIGINFO TV]
DIGINFO TV

 慶應義塾大学 桂准教授のグループは、書道の動作情報から細やかな力加減を抽出・保存し、ロボットにより忠実に再現する「モーションコピーシステム」を開発しました。

 このシステムは、柄の部分と毛の部分が分離した筆を用いて書道動作の保存を行います。柄の部分がマスタシステム、毛の部分がスレーブシステムと繋がっており、普通の筆を扱う感覚で文字を書く事ができます。

 従来のモーションキャプチャなどとは異なり、「力の入れ加減」や「ものに触れた時の感覚」も記録・再現できるのが特徴で、これまで「勘と経験」に頼っていた熟練技能の伝承を効率良く達成できるものと期待されます。

筆にモータを取り付けて、人間の動作の中でも動きと力加減の2つをモータを使ってデジタル情報として記録するというのが新しい点で、さらにそのモータを使うことで、記録された動きと力加減がいつでもどこでも再現されるという技術です。

今回は書道の達人の動作をモータを使って記録して実際に再現する事に成功しましたので、人間のスキルを記録して再現するためにはやはり動きだけでなく、力加減の両方の記録が必要であるということを証明したということになると思います。

 位置と筆圧のグラフを見ると、マスタシステムの位置とスレーブシステムの動きは一致し、かつ筆圧は逆向きの波形となっており、マスタシステムとスレーブシステムの間で「作用・反作用の法則」が人工的に実現されているのが分かります。

今マルチメディアというと視聴覚の情報のみになっているわけですが、こういった物理的な力がネットワークを通じて再現されたり、あるいはハードディスクの中でスキルというものが保存されていて、それがネットワークでダウンロードされて、スキルのコンテンツという形で配信されたりといった形で、新しいITに力・行動・動作といった所が入っていくのではないかと考えています。

Copyright(c) Digitized Information, Inc. All Rights Reserved.

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  2. 自分のことを“柴犬”だと思っている猫ちゃん!? 犬猫4きょうだいの息ピッタリな「いただきます」がお見事
  3. 圧倒的疾走感ッ! 深田恭子、ドローン撮影のサーフィン動画が「うわぉ カッコいい!」「水を得た魚のよう」と反響
  4. セーラームーンを自分の絵柄で描く「sailormoonredraw」チャレンジ 漫画家やイラストレーターの美麗なイラストが集まる
  5. 印刷した紙がプリンタから次々消失 → 原因を突き止めた動画に爆笑 「紙隠し」「ピタゴラスイッチだ」
  6. 「イチャイチャ感半端ない」 ヒロミ、妻・松本伊代をヘアカットする動画が130万回再生超えの大反響
  7. 「パワポで作った」 離れると意味が分かる岐阜新聞の「Stay Home」広告が話題、制作したのはデザイン経験のない営業社員
  8. 仕事のLINEに「洗濯たたみましたほめてほめて!」 応募総数8000件の「LINE誤爆」最優秀作品が決定
  9. 「私も撮りたい、貸して!」と言われて娘にカメラを渡したら―― 26万いいねを集めた衝撃写真を御覧ください
  10. 「レターパックプラスがボロボロの状態で郵便受けに入ってた」 受領印必須のサービス、明らかな過失でも補償なし? 日本郵便に聞いた