そのクリスマスちょっと待った！ 「クリスマス差し止め訴訟」が議論される

異議あり！　異議あり！

[ITmedia]

　まだ11月だというのに、早くも街はクリスマスの装い。そんな中Twitterでは「クリスマスの差し止め訴訟」が議論されている。

　「今年もクリスマスの差し止め訴訟を提起する時期がやってまいりました」「まだ一ヶ月もあるのにクリスマスソングが流れてる！訴訟！」……心の叫びがあふれる一方、法律に詳しいユーザーたちは法の観点からクリスマス差し止め訴訟が可能かどうかを議論。「衆院選差し止め訴訟で行訴法の差し止め請求が使えないのと同じ」「クリスマスという私的な行為を差し止めるには、個々の行為が公序良俗に反している不法な行為であることなどを立証して、差し止め請求していくしかないのかな」など、本格的な意見が交わされた。一連のツイートは「一ヵ月も前なのにクリスマス差止め訴訟を考察する人達」にまとめられている。

クリスマスという私的な行為を差し止めるには、個々の行為が公序良俗に反している不法な行為であることなどを立証して、差し止め請求していくしかないのかな。そのためにクリスマスによって多くの人の平穏な精神的生活が超重大かつ明白に害されてることを証明すれば足りるんジャマイカ

— くりはらさん (@kurihararyo) 11月 24, 2012

クリスマスの違憲性を争う方法をいろいろ考えているけど、越えなければならないハードルが多すぎる。被告不明だし、処分性ないし、訴えの利益肯定できないし、法律上の根拠ないし、仮に自治体がクリスマス関連の何かやっても目的効果基準的には世俗的ゆえに政教分離原則に反しないだろうし。

— 太涼　野益さん (@masuno_ryota) 11月 24, 2012

　どうやらクリスマス差し止め訴訟は難しそうだが、幸い（？）クリスマスイブには映画「けいおん！」地上波初放送などの救済措置も用意されている。