ニュース
» 2012年12月01日 11時00分 公開

なんで虫の味もわからん奴らに合わせないかんのだ!――東京虫食いフェスが熱かった閲覧注意(2/3 ページ)

[朝井麻由美,ITmedia]

虫食い文化の発展を願って熱いトークショーが……!

 そうこうしているうちに、トークショーが始まった。それぞれ約20分の持ち時間の中、タイ・ラオスの昆虫食研究班は、現地のフォトリポートに加え、カブトムシを調味料で和える「カブトムシのたれ」の作り方を映像で紹介していく。

 一方、食用昆虫科学研究会の蟲喰ロトワ氏は、今年参加してきた虫食イベントを振り返りながら、第一印象で虫を気持ち悪がる層に虫食い文化を広める苦労を嘆く。また、自身が養殖したバッタから作る「バッタ醤油」「バッタ茶」といったバッタ食の研究報告に加え、「バッタペーパー」「バッタ染め」などの工芸品についても発表していた。バッタのフンの6割は繊維のため、工芸に適しているのだという。

画像 なんで虫の味もわからん奴らに合わせなかんのだ! 蟲喰ロトワ氏は「気持ち悪くて食べたくないと言う人に言いたい。虫はウマイんです。食えない奴は知らん」と憤る

 来場者は、もともと虫を食べる層と、興味本位でやって来た層が半々くらいだろうか。半分以上の客がトークショーを聞きながらナチュラルに蚕茶飯やバッタを食べている。ムシャムシャほおばる姿を見ていると、なんだか本当においしそうに思え、ここにいると虫を食べないほうがマイノリティーな気すらしてくる。自分がおかしいのか、この会場がおかしいのか、よく分からなくなってきたところで、ムシモアゼルギリコ氏とカベルナリア吉田氏による虫カルチャートークのコーナーが始まった。


ムシモアゼルギリコ氏 このコーナーでは、マンガやゲーム、映画などを引き合いに、“なぜ多くの人は虫を怖がるのか”について考えてみたいと思います。原因の1つとして、小さい頃にうっかり読んだ虫マンガがトラウマになっているというのがあると思うんですよ。

カベルナリア吉田氏 え、虫マンガ読む子どもってそんなに多いか?(笑)

ムシモアゼルギリコ氏 ネット上で有名なトラウママンガに「蝉を食べた少年」というのがあるのですが、今回はそれを紹介しようと、ザックリと実写化した映像を作ってきました。

動画が取得できませんでした

ムシモアゼルギリコ氏 「蝉を食べた少年」は、いじめっこのツヨシ君が、アキラ君に無理矢理セミを食べさせたら、アキラ君がセミ人間になってしまい、最後はセミ人間のアキラ君がツヨシ君を公園に埋めて復讐に成功。めでたしめでたし、というストーリー。虫を食べたら虫人間になってしまったわけです。

カベルナリア吉田氏 こういう恐いマンガは、虫のネガティブキャンペーンになってますよね。

ムシモアゼルギリコ氏 でもね、私はこういう虫モチーフを楽しみながらも、虫食いって楽しいなって思うんですよ

カベルナリア吉田氏 今日この会場にいる皆さんは明日あたり虫人間になってるってことになりますけど……。

ムシモアゼルギリコ氏 はい、セミになるくらい一生懸命みんなでセミを食べたいなと思っています


 強引にまとめるムシモアゼルギリコ氏。虫料理のおいしさについては全然分からなかったが、登壇者たちが虫食い文化の発展を心から願っていることだけはよく分かったトークショーの数々だった。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

  1. 鳥取砂丘から古い「ファンタグレープ」の空き缶が出土 → 情報を募った結果とても貴重なものと判明 ファンタ公式も反応
  2. 「モンストのせいで彼氏と別れました」→ 運営からの回答が“神対応”と反響 思いやりに満ちた言葉に「強く生きようと思う」と前向きに
  3. 「この抜き型、何ですか……?」 家で見つけた“謎のディズニーグッズ”にさまざまな推察、そして意外な正体が判明
  4. 人間に助けを求めてきた母犬、外を探すと…… びしょ濡れになったうまれたての子犬たちを保護
  5. 幼なじみと5年ぶりに再会したら…… 陸上選手から人間ではない何かに変わっていく姿を見てしまう漫画が切ない
  6. ブルボンの“公式擬人化”ついにラスト「ホワイトロリータ」公開 イメージ通り過ぎて満点のデザイン
  7. 「幸せな風景すぎて涙出ました」 じいちゃんの台車に乗って散歩するワンコのほのぼのとした関係に癒やされる
  8. 「遺伝ってすごい」「足長っ!」 仲村トオルの“美人娘”ミオがデビュー、両親譲りのスタイルに驚きの声
  9. 猫「飼い主、大丈夫か……?」 毎日の“お風呂の見守り”を欠かさない3匹の猫ちゃんたちがかわいい
  10. 天才科学者2人が最強最高のロボを作成するが…… 高性能過ぎて2人の秘密がバラされちゃう漫画に頬が緩む

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  2. 痩せたらこんなに変わるのか 丸山桂里奈、現役時代の姿が別人過ぎて「誰かわからん」の声殺到
  3. 保護した子ネコに「寂しくないように」とあげたヌイグルミ お留守番後に見せた子ネコの姿に涙が出る
  4. セーラーサターンの変身シーン、四半世紀を経てアニメ初公開にネット湧く 「ついに公式が」「感謝しかない」
  5. 「髪型体型全て違う」 丸山桂里奈、引退直後のセルフ写真にツッコミ 4年前のスレンダーな姿に「今も輝いててかわいい」の声も
  6. 鳥取砂丘から古い「ファンタグレープ」の空き缶が出土 → 情報を募った結果とても貴重なものと判明 ファンタ公式も反応
  7. 「マジで助けてくれ」 試験中止で教授に“リスのさんすうノート”を提出することになった大学生に爆笑
  8. 「140秒とは思えない満足感」「なぜこれだけの傑作が埋もれているのか」 崩壊した日本を旅する“最後の動画配信者”のショートフィルムが話題
  9. 「化粧! 今すぐ落としてこい!」 男性教師に怒鳴られる生徒をかばう女性教師を描いた漫画に納得と感謝の声
  10. 畠山愛理、いま着たらピチピチなレオタードを公開 「とんでもなく可愛い」「見惚れてしまいました」と反響