バレンタインチョコが売り上げ3倍! だがそこの男子、喜ぶのはまだ早いぞ!
男子「ぐぬぬ」
バレンタインデーにはチョコを携え、秘めた愛を告白する勇気を女子に与える日。そんな物語は幻なのかもしれないと思う傾向が、バレンタイン向けの市場で起きています。
そごう・西武のショッピングサイト「e.デパート」では、2012年12月20日よりサイト内の「チョコレートパラダイス2013」にて、バレンタインチョコレートの先行販売を開始。2013年1月16日までの累計実績で、前年の同時期実績に対し3倍増という驚きの結果になったそうです。
売り上げ数だけでいうと、それだけ多くの数のチョコレートが流通すると思われるのですが、どうやら様子が違う。素朴な疑問なのですが、賞味期限があるチョコレート。2月14日までまだ日数があるってことは、バレンタインデーの頃にはもう期限切れになっているのでは?
この売り上げの傾向について、そごう・西武の広報担当者に聞いてみました。
「最近は賞味期限が長いチョコが増えてきており、現在e.デパートで販売している商品は、賞味期限はすべて2月14日以降もOKのものです。しかし、ラッピングなどでのお問い合わせでお客さまの声を伺っていると、3倍増の原動力はバレンタインプレゼントだけではないと感じられます」(広報担当者)
どうやら早々にネット購入している人たちは、プレゼントというよりも新しい商品への好奇心やリサーチ意識で買っているようなのです。
1.新しい味を知っておきたいという好奇心・リサーチ意識
「2000円前後の商品を、自分用に複数ブランド購入して味わいたい」
「義理といってもやっぱりギフト。自分らしさやこだわりを表現するのに、国産のドメスティックブランドよりも海外ブランドでプレゼントしたい」
2.プレゼントするにも味をちゃんと知っておきたい
「義理チョコでも下調べ用に複数購入したい」
「味を確かめたうえで、それを話題にしながら盛りあがりたい」
理由はこんなところ。1年に1回、この時期しか購入できない海外パティシェや限定商品に魅力を感じ、プレゼントの前のリサーチや自分のためにこの1カ月は購入されているとのこと。
客1人あたりの単価は約8000円で、前年よりも約2000円もアップ。購入個数でも、前年よりもプラス1.5個と多く購入している模様。これは明らかに「自分用」も含まれているのでは、と広報担当者は分析しています。
「ネット先行販売を活用して自分で味を確かめたうえでプレゼントしたい、という声もあり、リアル(店頭)のチョコレートパラダイスで後日購入、という消費行動も想定されると思います。一概に『自分用』とは言いきれないと思いますが、その傾向は強まっているものと想定されます」(広報担当者)
そもそも、バレンタイン前は普段国内では流通しない海外ブランドが期間限定で上陸するフェアが開催され、既存店でもバレンタイン向けの限定商品が登場するなど、スイーツ市場が活気付く時期。
女性の間では、誰かにプレゼントするためというよりも、最新のトレンドや限定商品を味わえることの方を重視する傾向が年々強まっており、店舗側も男性へのプレゼントというプレゼンテーションは強く打ち出していないようです。
そごう・西武のチョコレートパラダイスは西武池袋本店では1月25日から始まりますが、現時点でのネットでの人気なのは「海外パティシエ」「初登場」「そごう・西武限定商品」。
「海外パティシエ」は容器デザインに意匠をこらしたものもあり、見た目のインパクトも重要な要素の1つになっています。なかでも一番人気は、ピエールマルコリーニの「バレンタインセレクション 9個入り」(2835円)。ハート型の容器は、彼氏にプレゼントしたとしても、その後は小物入れとして回収されそうです。
ちなみに、ヨーロッパの小国ルクセンブルグのジェナヴェのフローラルショコラ(1470円)やモナコ皇室御用達ブランドの「ショコラトリー・ドゥ・モナコ」のパレ(1680円)が続いて売れているそうです。
女性たちの飽くなき探究心で選び抜かれたバレンタインチョコが、リサーチだけに終わらず、男性に届けられ、愛が成就の一助となることを願っています。
西武池袋本店 チョコレートパラダイス2013
- 会期:2013年1月25日(金)〜2月14日(木)
- 会場:7階(南)=催事場
115ブランドのチョコレートがそろい、国内最大級かつ過去最大のスケールで開催。
※最終日2月14日(木)は、本会場のみ午後6時にて閉場
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