ジオン公国軍のモビルアーマー「ビグ・ザム」、ついに量産化に成功する(ただしとうふで):これで連邦軍に勝てる
大豆は“オデッサ”産をごく微量使用する謎のこだわり。
ドズル・ザビに「ビグ・ザムが量産の暁には連邦なぞあっという間に叩いてみせるわ!」と言わしめたジオン公国軍モビルアーマー「ビグ・ザム」が豆腐になっておとうふ戦線に投入された。
相模屋食料がおくる「機動戦士ガンダム」とのコラボ商品第3弾は、「ビグ・ザム」を模した「ビグ・ザムとうふ」。価格は500円前後で、関東を中心としたスーパーマーケットやネットで6月7日に販売される。
それに先立ち、お台場のガンダムフロント東京において相模屋食料代表取締役社長の鳥越淳司氏とシャア・アズナブル役の池田秀一さん、女優の加藤夏希さんが登壇した発表会が催された。
今回の「ビグ・ザムとうふ」は、第1弾となる「ザクとうふ」から1年経つことを記念したもので、当初の「ガンプラが欲しかった」という鳥越氏の夢を具現化したもの。ビグ・ザムは、「機動戦士ガンダム」の作品内では1年戦争終盤に登場し、地球連邦軍を圧倒的な力を見せつけながらも試作機に終わっている。もしもビグ・ザムが量産されていれば――。相模屋食料は、その“if”をとうふで実現したわけだ。これでジオンの勝利間違いなし!
パッケージはガンプラを彷彿(ほうふつ)とさせる大型サイズ。ビグ・ザムの胴体と脚をモチーフにしたとうふとご飯カップ、取り扱い説明書(作戦指令書)が同梱している。その存在感たるや、きっとスーパーの陳列棚を完膚無きまでに制圧してくれることだろう。
胴体はクリーミィで濃厚な味わいが楽しめるアボカド風味。ご飯との相性がよく、丼モノとして調理することをすすめている。脚部はプレーンなとうふで、そのまま冷奴として食べられる。毎回、鍋やデザートなどおとうふの食シーンを拡大してきたが、今回は“ご飯と食べる”を意識している。同梱されているご飯カップでご飯をよそい、その上にビグ・ザムが盛りつけられる……そんな戦場(食卓)が展開されることだろう。
こだわりは原料にも至る。なんと原料となる大豆が作品にも登場する「オデッサ」周辺産のものをごく微量(0.1%以上)使用しているのだ。オデッサは現在のウクライナ近辺黒海沿岸部に位置し、作中ジオン突撃機動軍の地上拠点だった。膨大な地下資源を誇り、ジオンの生命線とも呼ばれたが、地球連邦軍の反攻作戦「オデッサ作戦」により陥落している。そんなオデッサの大豆をとうふに使用した例はなく、「ビグ・ザムとうふ」のために輸入したという。ジオン軍人でなくとも泣けるではないか!
ちなみに「ザクとうふ」が200グラム、「鍋用!ズゴックとうふ」は170グラムだったのに対し、「ビグ・ザムとうふ」は圧巻の420グラムと特盛サイズ(脚部は120グラム)。たくさん食べたい単身者はもちろん、家族や友人など大人数で食べることを意識している。恒例のオリジナルジオラマレシピも発表会では公開されており、パーティーの際には盛り上がりそうだ。なお、オリジナルジオラマレシピ写真コンテスト「ビグ・ザム-1グランプリ」の開催も予定されている。応募方法はコンテストサイトを参照のこと。
第1弾「ザクとうふ」、第2弾の「鍋用!ズゴックとうふ」「ザクとうふ デザート仕様」は、シリーズ累計で約260万機(260万丁)を突破するヒット商品となった。今夏のお中元セットとして6月下旬より相模屋楽天おとうふShopにて、「ザクとうふ」と「ビグ・ザムとうふ」を詰め合わせた「ソロモンセット」の発売も予定している。
発表会では、池田さんが「前からぜひ赤いとうふをとお願いしているのにまた実現しなかった」と残念がる場面も。赤がダメなら金色でもいいので相模屋食料さん、いかがでしょうか? また、加藤さんももし次があれば「小さいサイズで味噌汁に入れられるのが欲しい」と特にカレー風味ザクレロ型とうふのアイデアを披露した。
特設サイトでは今回制作されたPV動画も公開されている。
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